2022年10月11日 14:30
子どもにも広がる角膜リスク!デジタル社会で増加する角膜の傷と影響
起きている間中、働き続ける「目」。とくにPCやスマホが欠かせないアイテムとなった現代において、目にかかる負担は増え続けている。
そんな現代人の目、とりわけ角膜について実態調査を行なったのが、現代人の角膜ケア研究室。角膜に傷がつくリスクに警鐘を鳴らすべくメディア向けのセミナーが9月28日(水)に開催された。
目を酷使する時間が増加し、現代人は角膜の危機に!
始めに、現代の生活スタイルの変化による角膜への影響について解説したのは、杏林大学医学部 眼科学 教授・日本角膜学会 理事長 山田昌和医師。
1990年以降、使い捨てコンタクトレンズやPC・スマホの普及が加速。利用時間が増大したことにより、人々はそれまで以上に目を酷使するようになったことを説明。
その影響でドライアイや角膜上皮障害(角膜の傷)への影響が大きくなったことを示した。
また、オンライン授業やタブレットの使用など、生活スタイルの変化によって大人だけでなく「子どものドライアイにも危機感を抱いている」と話す、山田医師。
「以前は、子どもはドライアイの対象ではなかったが、近年は子どものドライアイも増加傾向にある」ことを伝えた。
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