2021年4月26日 10:00
コロナ禍で「疲れ方」に変化あり!医師が教える疲労の正体と回復方法
また、「疲労」と「疲労感」は違うものだとも指摘。疲労とは実際に頭や体にダメージが溜まった状態であり、作業効率が落ちてしまうなど具体的なパフォーマンスの低下が見られる状態のこと。
疲労が蓄積されると、物忘れが多くなる、仕事などでミスが増える、躓く、物を落としやすくなる、肩こりや腰痛がひどくなる……といった症状が見られるようになる。
「疲労を放置すると、さまざまな病気や疾患を引き起こす場合もある」と、中富医師は警鐘を鳴らした。
なぜ疲れる?疲労が起こるメカニズム
中富医師いわく、体へのダメージと回復力のバランスが崩れることで発生するのが疲労の原理。
つまり、回復力がダメージを上回ってしまうと疲労が溜まってしまうというわけだ。
そんな疲労の原因となる鍵を握るのが「活性酸素」。活性酸素とは物質を酸化させ、細胞を傷付けてしまう酸素のことで、休息をとることで通常は体内で処理されて疲労が回復する。
しかし、活動量が回復量を上回る、いわゆる「オーバーワーク」を行っている場合は体内での活性酸素の処理が追い付かず、休息をとっても疲労が回復しないというサイクルが生まれてしまうのだ。
疲れはとるのではなく、こまめに回復!疲労回復のためにできること
疲労を回復するためには、「疲れをとる」