2014年12月4日 08:00
紫外線の完全カットは骨粗鬆症の原因、必要な日光浴の時間を公開
国内5か所における日光浴推奨時間を公開2014年11月26日、国立環境研究所と東京家政大学の研究チームは成人が健康な生活を送るのに必要なビタミンDを体内で生産するために必要な日光浴の時間を計算、国内5か所における日光浴推奨時間に関する情報を、2014年11月27日から国立環境研究所のウェブサイトで公開を開始したと発表した。
研究成果は日本ビタミン学会の機関誌「ビタミン」に掲載。SMARTS21995年にGueymardらは地上に到達する紫外線量を計算することが可能な比較的シンプルな放射伝達モデルを発表している。
今回の研究ではSMARTS2を利用して、地上に到達する紫外線量を、大気中のオゾン量とエアロゾル量をもとに計算するシステムを開発し、実測値と比較すると、ビタミンD生成紫外線量と紅斑紫外線量はともに計算量と実測量が一致した。
ビタミンD生成紫外線量と紅斑紫外線量は比例関係にあり、現在紫外線情報等で周知が行われている紅斑紫外線量から、ビタミンD生成紫外線量を計算することができる。
紫外線はどれぐらい浴びればよいか世界保健機構(WHO)は、これ以上の紫外線を浴びると皮膚に何らかの影響を与える紫外線量を最少紅斑紫外線量「MED: Minimal Erythermal Dose」