古代イタリア半島の○○ヘッドスパからヘルスケアまで。7000年の歴史から生まれた新ブランドの秘密
ともかく人類は長らく髪を“泡立てずに”洗っていました。洗うというより、油分や水分に“乳化させていた”、と言うべきでしょう。
古代の絵画には、貴人の髪を奴隷が扱ったり、マッサージする風景が描かれています。時にはブナの灰、豆粉、粘土、ソーダ、温泉水などで“古代のヘッドスパ”は行われていたようです。
さらに中世から19世紀には、溶き卵と、ブランデーなどアルコールを混ぜた「卵黄酒」が人気のへクレンジング剤として登場!実は現代でも、卵黄は、髪の浄化と保湿作用が実証されています。古からイタリアに伝わる髪の“卵黄酒クレンジング”には、科学的根拠があったのです。
古代のパーマ技術では、熱い鉄棒や粘土を駆使
なんとイタリア半島の理容室では、2000年以上前から、パーマ、カラー、ヘッドスパなどのサービスが提供されていました。
古代の理容師は、どんなパーマ技術を持っていたのでしょう?
古代のパーマは①土と水の混合物を髪に塗る②髪を布で包む③温めた鉄の棒に巻き付けるという方法。
つまり熱の鉄棒で、ウェーブ形状を編み出していました。
どれほど髪を傷めても、「扇形の波状パーマ」や「三つ編み半月型の前髪」