ビューティ情報『睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】』

睡眠不足症候群の診断と治療【医師解説】

診察室で患者さんを診るだけではなく、その患者さんの生活環境を知っておくということも大切なことだとつくづく思いました。

このような場合は、朝起きたらまず1回外に出ることを勧めています。新聞を取りに行くのもいいでしょう。とにかく外に出れば、たとえ雨でも曇りでも、室内の蛍光灯の下よりは屋外の方が明るいのです。

睡眠覚醒概日リズム障害には光感受性が関係している?

睡眠覚醒概日リズム障害になりやすい人とそうでない人の違いは、よくわかっていませんが、一説には、光の感受性が関係するといわれています。光の感受性をよくするといわれるビタミンB12が効く人もいます。

ビタミンB12は坐骨神経痛などの神経障害などに用いられます。たまたま私の患者さんの中に坐骨神経痛でビタミンB12を服用していた方がおられたのですが、服用をやめた途端に起床時間が遅れるようになりました。
患者さんからも薬をやめると、起きずらいというのでビタミンB12を処方したところ、起床睡困難がピタリと治ったのです。

生活指導は6ヶ月続けるのが目安

特定保健指導などでも習慣づけにはおよそ6ヶ月必要だといわれていますので、私が患者さんの生活指導を行うときにも6ヶ月ぐらいかけるようにしています。

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