そんなときには、眠くなるときの体のしくみを利用すれば、簡単に眠気を退治することができます。
人は、夜、寝る準備をするために、どんどん体温を下げていきます。そのまま放っておけば、眠気のままに眠ってしまいます。
そこで、一時的に眠気をストップさせるために、わざと自分から「冷やす」という方法が考えられます。顔を水で洗う、冷たい水を飲むなどして、体温を下げるようにすると、脳がもう十分に体温が下がったものだと認識し、一時的に体温低下をやめます。すると、自然と眠気がおさまってくるといわれています。
「眠い……」は暗記のチャンス?!逆転の発想で眠気を制覇!
人の体のしくみを利用する方法は、他にもあります。今度は、眠気そのものを勉強に利用してしまうというワザです。
人はレム睡眠のときに、近しい記憶を整理して、忘れにくくする活動を行っています。
そこで、夜、眠くなってきた頃に、暗記の勉強をしましょう。眠りに入る直前に覚えたことは、より記憶に残りやすくなるからです。どうしてもやらなければならない他の勉強は早めに終わらせておき、眠気が襲ってきた段階で暗記学習に切り替え、ベッドでうとうとしながら暗記。そのまま寝てしまってもOKです。