朝が弱い人がスッキリ目覚める3つのコツ ボディクロック研究会の三橋先生に聞く
朝が弱く、どうしたらスッキリと目覚められるか悩む方も多いはず。快適な目覚めのためには、どんな工夫が必要なのでしょうか。快眠セラピスト/睡眠環境プランナーのボディクロック研究会三橋美穂先生に伺いました。
三橋「まず“起きて活動を始めること”と“眠りにつき休息すること”とは、シーソーのような関係であることを理解することが大切です」
三橋先生によると、光、食、香りの3つの環境を整えることが、スッキリとした目覚めと、質の高い眠りにとって重要だという。
朝の光環境を意識することから始める
――朝が弱い人がスッキリ目覚めるための秘訣はありますか?
三橋「スッキリ目覚めるためには、まず、起床するときの光の環境が大事です。私たちは、目覚めたときに睡眠を司るホルモンであるメラトニンを脳内からいっきに消失させ、日中の活動を司る神経伝達物質であるセロトニンを脳内に作り出します。そのスイッチを切り替えるのが、実は目から入る光なのです。朝日などの光を浴びることでそのスイッチが入ります」
三橋「朝の光によってメラトニンは消失しますが、14~16時間後にはセロトニンを原料として再びメラトニンが脳の松果体から分泌され始めます。