朝が弱い人がスッキリ目覚める3つのコツ ボディクロック研究会の三橋先生に聞く
脳の中で目覚めのセロトニンと、眠りのメラトニンとは、まさにシーソーのようにバランスをとっています」
スッキリとした目覚めと快適な眠りを決めるのは光
――やはり重要なのは光なのですね。
三橋「太陽が昇るときは、暖色系の明かりから徐々に照度が増して、昇りきった時刻には青空の光になります。この光がスッキリと目覚めるために効果的な光なんです」
三橋「以前、睡眠をテーマにプロデュースしたホテルの部屋では、開放的な大きな窓から、夜明けの光が室内に差し込み、起床時刻には大きな窓から青空と、太陽の白い輝きが室内に広がるように設計されていました。目覚めから、睡眠環境を考えた空間でした」
自宅で手軽に快適な目覚めの光が作れる“睡眠家電”
――そのホテルのような環境を自宅で作ることはできますか。
三橋「眠りを考慮した照明やエアコンや空気清浄機などが、睡眠家電として注目されています。夜明けから朝と同様の光を、朝目覚める時に、タイマー式で室内に照らすシーリングライトなどもあります。睡眠家電で、スッキリと起きることと、その日の夜にグッスリと眠ることを同時に実現する寝室を作ることは可能です。」
朝食がボディクロックをリセットする
――他に、スッキリと目覚めるためのアドバイスはありますか。