2015年3月16日 12:00
乳児期の睡眠習慣がもたらす大人になってからの影響とは?
小さいときの睡眠習慣が、大人になっても影響を及ぼすことは、よく知られていることです。早寝早起きをしつけられた人は、きっと大人になった今でも、早寝早起きをしないとなんだか体の調子が整わないと感じることでしょう。
それだけ、乳児期の睡眠習慣は重要ということ。そんな睡眠習慣の実態と大人なってからの影響をちょっと詳しく見てみましょう。
乳児期・幼児期の睡眠習慣が、脳の発達に影響!?
今、乳幼児のお子さんをお持ちの方に、ぜひ注目してほしいことがあります。それは、乳幼児の睡眠習慣が、脳の発達と大きく関係しているということ。もし睡眠障害があって、睡眠の質が低い状態で育ってしまうと、脳の発育に大きな影響が及ぼされることが分かっているのです。
日比野佐和子さんの「あなたの子どもを優秀な子に育てるための30の法則」によれば、乳幼児期の睡眠障害は、学童期に入った後の子どもの学習意欲や学力に影響があり、5歳くらいまでの睡眠障害は、運動能力や言葉の発達の遅れ、コミュニケーション障害などのさまざまな障害を引き起こすといわれています。
乳幼児の睡眠事情
乳幼児は、大人とは異なり、それぞれの年代に必要な睡眠時間があります。