「夜、布団に入ってもなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚めて、もう一度眠ろうとしても眠れないまま朝になってしまう」このようなことで悩んでいませんか?これは、決して特別なことではなく、多くの人が悩まされていること。そんなときは、睡眠薬で眠りやすくなることがあります。今さら聞けない、睡眠薬の種類について紹介します。
眠れないときの薬は2種類ある!?
スムーズに睡眠に入って行ける睡眠薬には、大きく分けて2種類。「睡眠薬」や「睡眠導入剤」と呼ばれるものと、「睡眠改善薬」と呼ばれるものです。
この2種類は、どちらも穏やかに眠りを誘うもので、眠れないときや、夜中に目が覚めてしまうとき、目が覚めるのが早すぎるとき、睡眠が浅い気がしてよく眠れていないと感じるときなどに使用されます。
この不眠の悩みに効くといわれる薬には、どんな違いがあるのでしょうか?
睡眠導入剤と睡眠改善薬、どう違う?
睡眠導入剤は、睡眠薬と同じ意味で、大脳に働きかけることによって睡眠効果が得られるものです。作用として、「鎮静催眠作用」と「精神安定(抗不安)作用」があります。
鎮静催眠作用とは、穏やかに眠りを誘う作用のことで、精神安定作用とは、抗不安作用、すなわち、不安を和らげて精神を安定させる作用のことを指します。