寝ようとしてもなかなか寝付けず、何時間もベッドで悶々としてしまうことってありませんか?明日の朝は早いんだけどな、とか考え始めるとますます目が冷めてしまいますよね。
実は、眠ろうとする気持ちが原因になっている可能性があります。なぜ、眠ろうとする気持ちが不眠に繋がるのでしょうか。また、どう対処したら良いのでしょうか。詳しくみていきましょう。
睡眠に対する過剰反応が不眠に繋がる?
眠ろうとする強い意識は、寝ないといけない、睡眠不足は体に悪い、といった心配に繋がりやすく、眠れなかったらどうしようという不安を生みだします。
不安は、ストレスと緊張をよび、それによって脳が覚醒してしまい、眠れない状況をつくってしまうのです。眠れない症状が慢性的に続くと、精神生理性不眠症という病気をもたらすことがあります。
精神生理性不眠症とは
精神生理性不眠症は、不安やストレスなどから眠れなくなる、神経質や心配性の人に多い心理的要因の強い不眠症です。例を紹介しましょう。
医療機関を訪れた30代の男性は、いざベッドで横になると目が冴えてなかなか眠れず、寝不足の症状が数ヶ月続いていると相談しました。
睡眠不足によって翌日の仕事に影響がでることを考えると、眠れないことに対し不安を感じてしまい、余計に寝付きが悪くなるそうです。