睡眠時間と妊娠には関係がある? 出生率のデータから読み解く
国によって平均睡眠時間は大きく異なります。日本は世界のなかでも睡眠時間の短い国だと言われていますが、ほかのデータと照らし合わせてみると、睡眠がさまざまなことに影響を与えているのがわかるのだとか。今回は、睡眠と出生率の関係に迫ってみました。
睡眠時間が妊娠に影響を与える!?
妊娠を望む人はたくさん寝たほうがいいかもしれません。というのは、経済協力開発機構(OECD)が示したデータによると、睡眠時間と出生率には相関関係があると考えられるからです。
2013年に発表された次のデータによると、平均睡眠時間が長い国の上位4つの出生率は下記のようになります。
南アフリカ:2.34
中国:1.67(一人っ子政策という過去の政策の影響で少ない可能性が考えられる)
インド:2.48
ニュージーランド:2.01
それに対し、睡眠時間の短い国上位4つは下記の通り。
韓国:1.19
日本:1.43
ノルウェー:1.78
イギリス:1.83
多少の例外もあるようですが、平均睡眠時間が長い国ほど出生率が高い傾向があるそうです。
妊娠する確率との関係は定かではありませんが、睡眠と出生率には有意の関係があると言えるのではないでしょうか。