「夜、眠れない……」お悩み解決の鍵は「ナイトミルク」!?
大学の研究者たちは、日中と夜間に搾乳したミルクを乾燥させたパウダーをそれぞれ別のマウスに与え、行動を観察したり、血液中のホルモン濃度を測定したりして効果を検証しました。
その結果、夜間に搾乳したミルクのパウダーを与えたマウスの血液中では、日中搾乳したミルクパウダーを与えたマウスと比べて、トリプトファン量は24%高く、メラトニン量も10倍多くなっていたことがわかりました。
また、活動量の低下も見られ、抗不安薬投与時のような行動も観察されたということです。
しかし、これはあくまでも動物実験の結果であり、ナイトミルクが人体に及ぼす効果を検証するような実験は、まだ行われていません。
ドイツでは既に「ナイトミルク」パウダーが製品化
2010年にドイツの企業、Milchkristalle社が「nocturnal milk」という名称でナイトミルクの特許を取りました。午前2時から4時の間に搾乳されたミルクをパウダー状に加工したもので、メラトニンを豊富に含んでいます。
不眠症と不安に悩まされていた人がこのパウダーを摂取したところ「睡眠薬を飲まずに寝付くことができ、深く眠れてすっきりと目覚められたようだ」