運動は効果がない?8km走ってもマフィン1個分のカロリー消費
「身体活動は、全体的な健康・運動レベルを向上させるために極めて重要な要素です。しかし、それは肥満に対するアプローチとしては、限られた効果しか発揮できません。日常的に活動的に行動し、階段を使ったり、食べるもの自体に気を遣ったりしてフルーツや野菜をより多くとるよう努力するべきなのです」
■運動を本格的にしてもダイエット効果なし
多くの実験で、運動だけではなくカロリー制限によって効果的に体重を減らせることが証明されています。また、本格的な運動によるカロリー消費と体重の変化に関係性がないとする研究もあります。
日常のなかでほんの少しの運動・活動量の変化があれば、エネルギーバラスをよくするには充分です。ジムでの本格的な運動は、肥満に対しては効果がないのです。
運動には多くの効果がありますが、意識しておかないと運動量を増やしてもその分食事量が増えるので、ダイエット効果としては相殺されてしまいます。
■運動すると甘いものが食べたくなりやすい
昨年、5:2ダイエット(※1週間のうち2日間はカロリーを通常の4分の1に抑え、5日間は普通の食事をするというダイエット法)を提唱したマイケル・モズレー博士は、運動が体重増加を引き起こす可能性さえあると警告しました。