1年で「50kgも痩せられた」と話題のダイエットに潜むリスク
「糖質オフ」や「炭水化物抜き」といえば、もはやダイエットの定番。
それに加えて最近では、「MEC食」というダイエットも注目されています。「MEC」とはMeat=肉、Egg=卵、Cheese=チーズの頭文字を取ったもの。
1日の食事の基本となるのは肉200g、卵3個、チーズ120gに少量の葉野菜を加えたもので、ひとくち30回噛んで食べるのもポイント。
このダイエットは肥満の人に効果があり、体重105kgの女性が1年で50kgも痩せたケースもあるそうです。
しかし、食べるものを制限したり、特定のものを食べたりするダイエットは、大きな効果が期待できる反面、自分の判断だけで行っていると思わぬ健康トラブルを招く場合があります。
今回は管理栄養士の望月理恵子さんに、これらのダイエットにどのような危険があるのかを伺いました。
■1:タンパク質のとりすぎは腎臓の負担になる!
MEC食で基本となる肉、卵、チーズは、高脂肪、高コレステロール、高タンパク質。
このような食事は遺伝的に血中脂質が高い人はNG。まずは、健康診断で異常値がないことを確認してからはじめてください。
また、体内に入ったタンパク質のうち、余分なものは肝臓や腎臓で分解されて排泄されます。