2023年5月23日 08:10
血管がボコボコ悪目立ちする「下肢静脈瘤」は早期発見・治療がカギ! 診断方法、治療法は?【医師解説】
下肢静脈瘤は、ふくらはぎの血管が浮き出てコブのようにボコボコしたり、赤紫色の血管が透けて見えたりと、見た目の症状の印象が強い病気です。そのため、美容的な側面から捉えられがちですが、病気の本質は血液の逆流で、見た目以外にもさまざまな症状を発症します。下肢静脈瘤の診断方法と治療法、料金の目安について1万人以上の治療実績を持つ大阪静脈瘤クリニック院長の佟暁寧先生にお聞きしました。
教えてくれたのは…
監修/佟 暁寧 先生
大阪静脈瘤クリニック院長。2010年9月清華大学第一附属病院心臓血管外科医員、2011年9月清華大学大学院心臓血管外科専攻博士課程、2018年4月大阪大学医学部附属病院心臓血管外科などを経て2019年4月伏見静脈瘤クリニック入職。2021年7月現クリニック入職。下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医。
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下肢静脈瘤はエコー検査で診断
――「下肢静脈瘤かもしれない……」と心配になり、血液外科や下肢静脈瘤クリニックを受診した場合、どのような診察がおこなわれるのでしょうか?
佟先生まずは問診で足の症状や現在の健康状態、日ごろの生活状態や病歴などを聞きます。