「家族葬」や「リモート葬」の香典額は?【葬儀屋監修】いまどきのお葬式マナー
金額は一般的な葬儀の際と同様でよいです。
ーー葬儀や法事などは身内で少人数で行われることも多くなったため、それぞれ独自のやり方で行われる傾向にあるようです。これからは、これまでのマナーを踏襲しつつ、臨機応変にお相手に合わせることが大切になってきそうです。
新しい弔いの形を提供するサービス
ーー近年、新しい弔いの形を提供するサービスが生まれています。2つのサービスを見ていきましょう。
「私とみんなの法事サービス ~リビング法事~」(メモリアルアートの大野屋)
大野屋は、新しい家族葬のかたちとして家族葬専用式場にて「リビング葬」を提供していますが、「リビング法事」のサービスも開始しました。提供のきっかけは、コロナ禍を通じて直面した「弔い不足」です。喪主や参列できなかった人による心残りや後悔を感じる思いが広がっている背景にあります。
「弔い不足」を解消するため、葬儀のアフターサービスとして、これまでの法事にはない、自宅にいるかのようなゆったりした空間で思い出を語り合う弔い直しの場を用意。故人が好きだったメニューをお食事に追加したり、故人ゆかりの品を持ち寄り祭壇に飾ったり、故人の趣味を思いながらワークショップを実施したりなど、残された方々の想いに寄り添った法事を執り行うことができます。