第15回「働く人の電話相談室」結果報告 コロナ禍で女性、正社員の相談件数が大幅に増加 働き盛りの世代の相談割合増加も顕著
また、正規社員の男女とも「職場の悩み」の割合が最も高いなか、女性は6割を占め、その項目として「職場の人間関係」が半数をしめています。コロナ禍で女性雇用への影響が大きいともいわれており、そうした社会背景を反映していると考えられます。
<男女別相談者の割合>
男女別相談者の割合
<男女正規社員の悩み内訳>
男女正規社員の悩み内訳
<年代別相談者の割合>
年代別相談者の割合
■職場の人間関係の悩みが拡大もハラスメント全体は減少、対人環境変化が影響か
寄せられた相談内容分類では「職場の悩み」37.3%、「キャリアに関する悩み」14.9%、「家族に関する悩み」11.6%が上位をしめています。また昨年2番目に多かった「メンタル不調・病気の悩み」が件数、割合とも4割近く減少しています。しかしテレワークに関する悩みをみると「職場の悩み」が大半を占めており、職場環境の違いにより相談内容に差異がでていると思われます。「職場の悩み」では「職場の人間関係」とする回答が全体の約5割を数え、昨年以上に対人関係に神経を使う人たちが多いことと、「キャリアの悩み」では「働き方」が昨年の倍近い伸びを示しており、また「自分自身」