ビューティ情報『明治大学大学院理工学研究科松田康宏さん(博士後期課程)らが、肩こりの治療効果可視化に成功』

2022年1月14日 15:00

明治大学大学院理工学研究科松田康宏さん(博士後期課程)らが、肩こりの治療効果可視化に成功

明治大学大学院 理工学研究科 博士後期課程の松田康宏さんは、理工学部 電気電子生命学科の小野弓絵教授らと共同で、人体に無害な近赤外光を用いた筋血流計測技術を開発しました。これにより、日本の伝統的な柔道整復の技術である「手技療法」に、肩こりがよくおきる僧帽筋の血流を改善させる効果があることが明らかになりました。手技療法効果の客観的評価が成功したことで、今後は、手技療法の施術を受ける患者さんの治療効果のモニタリングや、施術者教育への応用が期待されます。

■ <研究要旨>
柔道整復師が主に筋肉に対して行う、揉む、擦る、押す、叩くなどの「手当て」は手技療法と呼ばれ、病院や接骨院などにおける運動器の治療やスポーツ選手の筋肉疲労の回復、スポーツ外傷や障害の予防法として広く普及しています。手技療法は筋肉の緊張や痛みを和らげ、血流を促進させて体内の老廃物を除去すると考えられ、薬や外科的処置によらない費用対効果の高い治療法と捉えられてきました。しかし、これまで手技療法の効果は施術者と手技療法を受けた側との主観的な評価のみによって行われ、客観的な評価に乏しいものでした。
自らも柔道整復師である松田さんは、体内に照射した近赤外光の拡散状態から生体組織の血流変化を計測可能な拡散相関分光法(DCS)

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