ビューティ情報『【実験】夏は「角膜の傷リスク」の高いシーンが多い!?ハンディ扇風機で短時間でも涙が蒸発、「角膜の傷リスク」が高まっていることが明らかに 夏のアイケアを眼科医有田 玲子先生がご紹介』

2022年6月29日 15:00

【実験】夏は「角膜の傷リスク」の高いシーンが多い!?ハンディ扇風機で短時間でも涙が蒸発、「角膜の傷リスク」が高まっていることが明らかに 夏のアイケアを眼科医有田 玲子先生がご紹介

中でも夏の定番になりつつあるハンディ扇風機は直接に顔に風が当たり、リスクが高いことが懸念されます。
今回はそのリスクを確認するため実験を行いました。

【実験】夏は「角膜の傷リスク」の高いシーンが多い!?ハンディ扇風機で短時間でも涙が蒸発、「角膜の傷リスク」が高まっていることが明らかに 夏のアイケアを眼科医有田 玲子先生がご紹介

風で涙が蒸発してむき出しになった角膜

2. 【実験】ハンディ扇風機によって涙が蒸発しやすくなり、「角膜の傷リスク」が高まることが判明。
ハンディ扇風機の風を顔に当てることでどのくらい黒目(角膜)に影響があるのか、実験しました。(伊藤医院倫理委員会承認)

【実験方法】
(1) 使用シーンを想定し、固定したハンディ扇風機を使って1分間顔に風を当てる(まばたきは通常通り行う)。

(2) 1分後に問診票による体感の変化、BUT測定を行い、前後での変化を観察する。
※BUT測定:目の表面の涙がどのくらいの時間で乾燥し始めるか(Tearfilm Breakup Time)を調べ、涙の安定性を計る検査のこと。この時間が短いと涙が不安定で角膜が露出し、傷つくリスクが高まる。


【実験】夏は「角膜の傷リスク」の高いシーンが多い!?ハンディ扇風機で短時間でも涙が蒸発、「角膜の傷リスク」が高まっていることが明らかに 夏のアイケアを眼科医有田 玲子先生がご紹介
実験の様子
【実験】夏は「角膜の傷リスク」の高いシーンが多い!?ハンディ扇風機で短時間でも涙が蒸発、「角膜の傷リスク」が高まっていることが明らかに 夏のアイケアを眼科医有田 玲子先生がご紹介

BUT測定の様子

【実験結果】
(1) BUT数値(涙が乾燥し始めるまでの時間)の変化
今回実験した3人全員の涙の保持時間が半分以下に減少することが分かりました。

新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.