ビューティ情報『皮膚を瞬時に数値化できる計算モデルを確立!~皮膚疾患の予兆を捉え皮膚病を未然に防ぐ可能性へ~』

皮膚を瞬時に数値化できる計算モデルを確立!~皮膚疾患の予兆を捉え皮膚病を未然に防ぐ可能性へ~

の低下がアトピーやアレルギーを引き起こすとされ、その診断には皮膚の状態を数値で表すことが有用だと言われています。しかし、皮膚状態(皮膚から蒸発する水分量、角層の厚さや水分量等)の測定は、汗を拭き取ったあとに一定の環境下で数十分程度同じ状態を保って測定を行わなければならないこと、特定箇所の解析には数日単位の時間を要するという課題があります。そのため、小児や寝たきりの高齢者の皮膚測定を行うことは特に難しく、臨床現場での採用は現実的ではありません。一般的に皮膚状態の測定は、目視と触診で診断がおこなわれているのが現状です。

<研究成果の内容>
皮膚の状態を数値的に示して評価をするため、角層の厚さと水分量の両方を瞬時に算出する計算モデルを新たに開発しました。「電気の流れやすさ(抵抗)と溜まりやすさ(容量)により角層を表現できる」「電気の流れやすさと電気の溜まりやすさは角層の厚さが影響する」という先行研究から、「電気の流れやすさ」と「電気の溜まりやすさ」の値の組み合わせで角層の厚さと水分量を算出できると仮説を立てて検証し、信頼できる値が得られることを確認しました。
なお、測定にはアルケアが開発段階の皮膚測定機器を使用しました。

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