<セミナーレポート公開>ハリのある肌を維持するカギは、真皮の細胞に働きかけるインナーケア 内側から美肌成分を生み出す「プロテオグリカン」の可能性
スポンジのような高い保水力を持ち、それにより粘性や弾性といった衝撃への耐性を持つクッション成分で、軟骨や皮膚などの組織に豊富に含まれています。
プロテオグリカンは、元々抽出方法が難しく大変高価な素材でしたが、弘前大学と角弘社(青森県)との共同研究により、郷土料理「氷頭なます」の調理法をヒントにし、サケ鼻軟骨から未分解プロテオグリカンを安価に抽出する技術が開発されました。この技術を応用し、当社で工業化に成功しました。
ワイズ 里沙氏講演(2)
プロテオグリカンの研究状況としては、現在、関節への機能性研究から、美肌作用を中心とした美容分野への研究が進んできています。美容分野における主な研究成果としては、プロテオグリカンの添加によるヒト皮膚細胞(表皮細胞、真皮線維芽細胞)の増殖能促進や、真皮の美肌成分であるI型コラーゲン、ヒアルロン酸の産生促進があります。そして、経口摂取では、しわ・たるみの改善、肌の弾力改善も確認しており、機能性表示食品も受理した成分です。またプロテオグリカンは低摂取量かつ短期間で機能性を確認されています。
以上のように、プロテオグリカンは美容分野において、線維芽細胞に働きかけることで内側から美肌成分を生み出し、肌の弾力改善に貢献できる注目の成分と考えております。