2022年12月16日 11:00
冬便秘は、自律神経の乱れのサイン 自律神経の乱れには大腸からケアを 自律神経・便秘対策の第一人者 小林 弘幸先生・小林 暁子先生監修の新着コラムをHPにて公開
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は車でいうアクセルにあたり、体の働きを活動的な状態にします。一方の副交感神経は車でいうブレーキにあたり、体をリラックスした状態にします。
通常はこの交感神経と副交感神経が交互に高まることでバランスを保っていますが、そのバランスが崩れてどちらか一方が過剰になると「自律神経が乱れた」状態になります。この状態は、血流の悪化や心拍数の上昇、老廃物の蓄積、細胞への栄養や酸素の不足を引き起こし、ひいては不眠やイライラ、便秘、頭痛、慢性疲労などの様々な全身の精神的・肉体的不調にもつながります。
自律神経の乱れが全身の不調につながるわけ
●自律神経と腸は相互に影響。自律神経の乱れには腸からのアプローチが有効。
自律神経と腸は互いに影響しあう、切っても切れない関係にあります。自律神経が腸の働きをコントロールしている一方で、腸も自律神経のバランスをコントロールしています。
たとえば、緊張やプレッシャーでお腹が痛くなるのは、ストレスによって自律神経のバランスが崩れた結果、腸に悪い影響が現れる典型的な例です。
また、自律神経と腸は、血管・血液にも影響を与えます。