5月17日「高血圧の日」に合わせ、中医学や鍼灸治療のアプローチを提案する“高血圧キャンペーン”を開催
イライラや怒りなど情動が変化すると「気」の流れに詰まりが生じ、熱が生まれて身体の上部をうっ血させ、血圧を上昇させます。
(2) 陰虚陽亢(いんきょようこう)体質
身体に必要な「陰血(体液や血)」が不足して相対的に熱が強くなるため、血圧が高くなる。
随伴症状:足腰がだるい、倦怠感、目の疲れ、筋肉のつり、便秘、ほてり、イライラなど。
肝火上炎タイプ(1)の長期化や、加齢による「陰血」不足が起きることで、体内の「陽気」をコントロールできず、熱がこもることで血圧を上昇させます。
(3) 痰湿阻滞(たんしつそたい)体質
体内に余分な水分がたまることで血行が悪くなり、血圧が高くなる。
随伴症状:体が重だるい、頭痛、むくみ、めまい、食欲不振、胸苦しい、軟便など。
多くは飲食の不摂生により、胃腸の働きが衰えて水分代謝が滞っています。脂っこいものや味の濃いものをとり続けると太りやすくなるとともに、体内に老廃物がたまり血行不良を引き起こします。
(4) 気虚血オ(ききょけつお)体質
身体のエネルギーとなる「気」が不足して血流が滞り、血圧が高くなる。
随伴症状:食欲不振、お腹の張り、倦怠感、疲れやすい、動悸、頭痛など。