ビューティ情報『1日ひとつかみのくるみで、思春期の注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が改善される可能性』

2023年7月11日 09:00

1日ひとつかみのくるみで、思春期の注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が改善される可能性

さらに、くるみに含まれるような必須栄養素をバランス良く含んだ食生活は、思春期の認知機能や精神の発達に望ましい影響があることが示唆されています。また本研究結果を補足する目的で、妊娠期におけるくるみの摂取の影響と、乳児の認知機能および心理的成熟の焦点にあてた、観察ベースの2回目の臨床試験も予定されています。最終的には、生涯にわたって健康的な食習慣を続けることの重要性を確認することを目指しています。

今回の最新研究結果について、長年、認知症の研究に携わっている朝田隆先生(メモリークリニックお茶の水院長、筑波大学名誉教授)は、以下のように評価しています。
「昔から小学校のクラスに1人か2人はいる落ち着きのない子の多くが、近年、注意欠陥多動性障害(ADHD)だと知られるようになりました。従来は子供の病気で大人になれば半分の人は治るとされていましたが、必ずしもそうでなく、最近では、職場での不適応等により大人になったADHDが注目されています。この研究は、注意欠陥多動性障害(ADHD)者の注意や流動性知能などの認知機能に対してくるみが有効だと報告しています。実は認知機能とくるみを始めとするナッツとの関係は、がんや心臓病と同様に以前から注目され、認知症予防の食事なら地中海食が定番であるとされていました。

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