ビューティ情報『1日ひとつかみのくるみで、思春期の注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が改善される可能性』

2023年7月11日 09:00

1日ひとつかみのくるみで、思春期の注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が改善される可能性

2022年に発表された「ADHD発生率の推移を調査したコホート研究(2010-2019年度)」では、2019年度のADHDの年間発生率は2010年度と比べ0~6歳の小児で2.7倍。7~19歳では2.5倍となっており、20歳以上の成人では21.1倍と、顕著に増加していることが報告されています※5。このようなADHD有病率増加の背景には、ADHDなどの発達障害に対する認識が向上したことや、診断基準(DSM-5)が定められたことなどの影響も考えられています。

思春期の脳は、論理的思考・行動などの認知機能を制御する上で重要な役割を果たしている前頭前野が成熟しておらず、特定の食品や栄養素、生活習慣が敏感に影響を受ける時期です。脳の発達には大量のエネルギーと栄養素を必要とするため、必須栄養素が不足すると、最適な成熟が妨げられる可能性があります。オメガ3系脂肪酸は、脳の発達と機能に重要な栄養素と考えられています。

今回発表された研究は、スペインバルセロナ市内の12の中学と高等学校*に在籍する11~16歳の生徒700人の任意参加者を、対照群と実験群の2つのグループに無作為に分けて実施。実験群は、ひとつかみ相当のくるみ(30g)

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