2023年10月3日 09:45
誠心堂薬局が秋バテ対策のためのおすすめの漢方薬やツボ・食材についてホームページで紹介!
夏バテの原因は、暑さや湿気といった気候による体への負担、冷たいものの取りすぎによる胃腸の負担などです。一方の秋バテの原因は、朝晩が涼しくなってきて激しい寒暖差に自律神経がついていけない、夏バテから回復しきれない、乾燥によってダメージを受ける、ということが挙げられます。
秋バテは特に医学的な定義がないため、どうして不調が起こっているのか分からず、多くの診療科をまたがり、回復に時間がかかるケースもあるようです。そのため、秋バテによる不調について漢方の考えによる情報提供をおこない、健康に過ごすための知識と対策をサポートすることが必要だと考えています。
イメージ画像
【漢方で考える秋バテ】
漢方では、すべての万物を“陰陽(いんよう)”に分けて考えます。昼間や太陽の光は“陽”に分類され、夜や涼しい気候は“陰”に分類されます。秋は日が暮れるのが早くなり、それと比例して夜の時間が長くなるため、「陽消陰長(ようしょういんちょう)」と言われ、陽が減っていく季節と考えます。陽はエネルギー・新陳代謝・体を温める力・体を動かす力でもあるため、体が弱っていると季節の変化についていけず、気候の影響を受けやすくなるのです。