「5月病」ならぬ「6月病」の隠れ救世主は油 ~MCT・オメガ3を上手にとって対策を~ひめのともみクリニック院長 姫野 友美先生へのインタビュー記事を公開
姫野友美先生
◆6月病は「うつのはじまり」。
自律神経の乱れが大きな要因
情報過多による脳疲労
例年、6月から7月にかけて心身の不調を抱える「6月病」の患者さんが私のクリニックでも急増します。新生活が始まり2ヵ月、5月まではなんとか乗り切れたものの、その間小さな我慢が蓄積し、さらに湿気の多い梅雨時期も重なり、自律神経が乱れることで、6月以降に急速に心身の不調に陥ってしまうケースが多いです。また、改善と悪化を繰り返しながら慢性的になってしまうことから、「うつのはじまり」とも言えるでしょう。特に新社会人の方など環境がガラッと変わった方は要注意です。また、スマホの普及で情報過多になっている現代では、情報を処理するために、脳は神経ネットワークをフル回転させています。脳疲労を起こし、自律神経がうまく機能しなくなることも6月病の引き金になると考えられます。
6月病チェックリスト
◆自律神経を整えるための、隠れたカギは油にあり!
食事(イメージ)
自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経の2つからなる自律神経の切り替えが上手くいかなくなり、心身にさまざまな不調があらわれることです。たとえば、本来リラックスして休息をとる夜にも、緊張状態が続いたまま頑張ろうとしてしまい、結果、脳も体も十分に休まらないようなことも。