子育て情報『実は間違っている人多し!?乳幼児との夏のお出かけのやりがちNG暑さ対策とは?【現役保育士が解説】』

2023年7月1日 06:00

実は間違っている人多し!?乳幼児との夏のお出かけのやりがちNG暑さ対策とは?【現役保育士が解説】

目次

・熱中症とは?
・熱中症を予防するには
・お出かけするときは?
・ベビーカーでの暑さ対策は?
・抱っこ紐での暑さ対策は?
実は間違っている人多し!?乳幼児との夏のお出かけのやりがちNG暑さ対策とは?【現役保育士が解説】


保育士の中田馨さんが、夏の子どものお出かけについて教えてくれました。良かれと思ってやっている熱中症対策……あなたはしていませんか? しっかり確認しておきましょう。

こんにちは!保育士の中田馨です。夏のお出かけは、暑さや熱中症に悩むママもいることでしょう。

今回は、暑い夏を子どもと安全に過ごすための熱中症対策や夏のお出かけの注意点についてお話しします。

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿の場所で過ごしていて、体温調節機能が上手く働かなくなったり、体内の水分、塩分のバランスが崩れたりすることにより体内に熱がこもった状態のことをいいます。屋外だけでなく、室内でも発症します。その症状は軽度から重度まであり、それぞれの主な症状は以下です。


・軽度・・・めまい、立ち眩み、筋肉痛、汗が止まらない

・中度・・・頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感

・重度・・・意識がない、けいれん、体温が高い、呼びかけに反応しない、まっすぐに歩けない

子どもの場合、「なんだか少ししんどいな(軽度)」と思ってもそれを大人に伝えられないことが多いでしょう。少しでも「様子が違う」と感じたら、涼しい場所に連れていき水分補給をし、衣類を緩めたり首やワキ、ももの付け根など動脈が集中する場所を冷やすなどをしましょう。心配な場合は、受診をおすすめします。

熱中症を予防するには

熱中症を予防するには水分補給がとても大切になります。よくメディアでも言われているので、耳にしたことがあると思いますが、「のどが渇く前に、飲んでください」。

子どもは、体温調節機能が十分に発達していません。そして大人のように、「熱中症予防のために、水分をこまめに取ろう」と自分から水分を飲むわけではありませんので、周りの大人が気を付ける必要があります。

例えば、水分補給をする時間を、毎日決めてもいいでしょう。
朝起きたとき、遊ぶ(活動)前、遊び(活動)終わったら、お昼寝の前・・・などなど。水分補給を毎日の習慣にすることが大切です。

また、室内では扇風機やエアコンで温度を調整し、室温はこまめに確認します。 

例えば、保育所では夏の室温は26度~28度に設定。窓にはすだれをするなど暑さ対策をしています。屋外では、帽子や日傘を使ったり、なるべく日陰で過ごす。

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