年子で妊娠したときに大切にしたいこと、気を付けたいこと
家族が増えることは、自分や家族の人生設計を多少変更もしくは調整する必要があるかもしれません。また、上の子を妊娠したときと比べると、産後の回復過程で再び妊娠しているために、体力の衰えを感じるかもしれません。妊娠中はおなかの中の赤ちゃんよりも、目の前で動き回る子どものお世話を優先してしまいがちですが、おなかが張りやすいなどの症状が起こりやすい場合は慎重に過ごしましょう。
0歳から1歳までは、手を使うようになる、立って歩くようになる、お話できるようになる、母乳や育児用ミルクだけなく口から食べ物を食べるようになるなど、人間らしさが育つ時期です。上の子の子育てと新たな生命を授かった生活の両立に苦労はあるかもしれませんが、上の子との年齢差がないことで上の子のときに親としてうまくできないと思っていたことが、下の子のときには気持ちに余裕をもってできることもあります。親が上の子の成長と共に子育てに慣れていきながら、下の子のお世話に応用が利くというのは強みでしょう。
授乳中に妊娠したら気を付けること
いつまで授乳を続けるのかは、お子さんの月齢と妊娠の経過によって判断しましょう。妊娠経過が順調であれば、母乳育児を続けてもかまいませんが、切迫流産や切迫早産と診断された際には、授乳を控えましょう。
おっぱいを吸われた刺激で分泌するオキシトシンが子宮の収縮を起こす可能性があるからです。実際は授乳した程度では流産は起きませんが、妊娠経過が順調でも産婦人科医や助産師、保健師から母乳だけで育てることを止めるように助言されることがあるかもしれません。
突然やめてしまうと、授乳中のお子さんの気持ちが不安定になったり、ママのおっぱいに乳腺炎が起こることもあるので、お子さんの変化を見守りながら母乳以外で十分に栄養が摂れるように切り替えていきましょう。おっぱい以外のスキンシップや遊びなどでコミュニケーションをとるように心がけましょう。授乳中に妊娠した場合に、上の子への授乳方法や接し方で困りごとがあれば、助産師へ相談しましょう。
妊娠・出産・子育ては夫や家族のサポートが肝心
上の子の要求に付き合えなくて罪悪感を抱いたり、思い悩んだりすることはあるかもしれませんが、妊娠したママだけが心身のストレスを抱えることはありません。パパや家族、周囲の人の協力は必要不可欠です。