保育士が教える!双子の赤ちゃんにラクに離乳食を食べさせるコツ【ラクに楽しく♪特集】
自分でスプーンを持って食べられるようになってきたら、赤ちゃんはそれぞれ1本ずつスプーンを持ち、ママは2本を持って時々補助的に手伝います。2人同時に与えるのが難しい場合は、時間差でももちろんOKです。2対1だとどうしてもバタつきますが、1対1ならじっくりと関わることができるメリットがあります。
また、1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)になると、集中して食べなくなることがあります。それぞれが、それぞれの食べる姿に影響されてしまうのが集中できない原因のことも。そんなときは、横並びの間隔を少し間を開けます。すると、自分のごはんに集中できるようになります。また、向かい合わせで座らせることで刺激し合い、食べる意欲が増す場合もあります。
「絶対にこうでなければいけない」という配置はありませんので、赤ちゃん2人の性格を見極めつつ座らせてみましょう。
離乳食グッズを活用する(エプロン、椅子など)
離乳食グッズを活用するのもおすすめです。
離乳食エプロン
離乳食でママが大変に思うことの一つが「食べこぼし」です。自分で食べる意欲が増してくる9~11カ月ごろ(離乳食後期)は、赤ちゃんの体もテーブルもグチャグチャになります。そんなときに大活躍するのが、プラスティックやシリコン製のポケット付きエプロンです。口や手からこぼれる離乳食をポケットがキャッチしてくれるので重宝します。
食器
それぞれ食べるペースが違うので、食器は2セット用意するといいでしょう。2人分を重ねて収納できるものは重宝します。また、ママや赤ちゃんがすくいやすい器や使いやすいスプーン選びも大切です。
椅子
椅子は、赤ちゃんの体が安定するものを使いましょう。座り方ひとつで離乳食への集中度が変わります。大切にしてほしいポイントは「おしりを安定させること」。安定しない場合は、バスタオルをクルクル巻いたものを、背中・ひざ裏などに差し込み補正し、おしりでしっかり座らせます。
後片付けは後まわしにしてみる
離乳食を食べたあとは、テーブル周りの汚れがとても気になるところですが、手口を拭く、服を着替える、食後の母乳、または育児用ミルクを飲ませる、寝かしつけるなど、赤ちゃんの身の回りのことを済ませ、ひと段落してから片付けを始めます。
ママが同時にいろいろしようとすると、赤ちゃんも落ち着かず大泣きして収拾がつかなくなることがあります。