子育て情報『「今日産みたい…!」初めての出産、気力を振り絞って乗り越えた陣痛体験』

「今日産みたい…!」初めての出産、気力を振り絞って乗り越えた陣痛体験

目次

・あれ? これはいつもの痛みと違う
・いよいよ! 強い気力で向き合った陣痛
・やっと会える! でも本番はここから
・著者:松丸りん
分娩


初めての妊娠・出産で、陣痛がどんなに痛いのか未知の世界でした。先輩ママたちに聞いても出産は十人十色。赤ちゃんの大きさ、ママの状況や気持ちでも変わってくるので、痛みもそれぞれ。私は生理痛が酷かったので、痛みには強いと思っていたのですが……。初めての陣痛に向き合った体験を紹介します。

あれ? これはいつもの痛みと違う

切迫早産気味だった私はおなかが張ることがよくあったのですが、出産予定日より13 日早い妊娠38週1日に痛みを伴うおなかの張りがあり出血もしていたので、病院に行きました。「このまま入院かな?」と思っていたのですが、母体は特に問題はなく、子宮口が開いていないため、自然に陣痛が来るまで自宅で様子を見ることになりました。

そのまま2日間何もなく、妊娠38週3日の早朝にいつもとは違う痛みで起きました。
確実にいつも感じている痛みではなく、強く深い痛みで前駆陣痛だとわかりました。そして、痛みの間隔が1時間から30分、15分と短くなり、13時ごろに10分間隔になったので病院に電話し、入院グッズを持って病院に向かいました。

いよいよ! 強い気力で向き合った陣痛

病院に着いたときには痛みの間隔が10分を切っていて、子宮口が3cm開いていました。先生からは、「出産は早くて今晩、このまま陣痛が引いちゃうと明日」と言われました。この時点でかなり痛かったので、この痛みは明日に持ち越したくない! 絶対に今日産みたい! と密かに心に決めていました。

そんななか、深呼吸を意識しながら陣痛に耐えていたら、急に寒気と吐き気がしてきて、嘔吐しました。びっくりしてナースコールをしたら、「陣痛中つわりのような気持ち悪さが出て吐くことがある」とのこと。そこからベッドで横にならず、立ったまま痛みに耐えていました。


やっと会える! でも本番はここから

18時ごろ、子宮口はもう9cm開いていましたが、破水はまだしていなかったので助産師さんが人工破膜をしてくれました。そこから分娩台に歩いていくのが大変で……。やっと分娩台に上がれたと思えば、母親学級で教わったいきみ方を忘れるくらいの興奮と痛みでした。しかし、立ち会い出産で隣に夫がいてくれて、お茶を飲ませてくれたり、いきむときに上体を起こして体勢を整えてくれたので、比較的落ち着いて出産に臨めました。

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