仕事復帰のため、娘はミルクが飲めないまま保育園へ。罪悪感でいっぱいに…
ママのせいで泣かせてごめんね……」。申し訳ない気持ちでいっぱいになり、根負けしておっぱいをあげてしまいます。結局、1滴も育児用ミルクが飲めないまま保育園入園初日を迎えました。
育児用ミルクが飲めないまま仕事復帰することに
慣らし保育中、保育士さんがさまざまな方法で育児用ミルクを飲ませようと試してくれたようですが、飲めませんでした。
結局育児用ミルクを1滴も飲めないまま、仕事復帰初日。娘と初めて8時間も離れるうえに、今日も飲めなかったら……という不安もありましたが、「本当におなかが空けば、飲むはずですから安心してくださいね」という保育士さんの言葉に安堵し、会社へ出勤しました。
ガチガチに張ったおっぱいをトイレでしぼりながら、「ミルク、ちゃんと飲めたかな。この捨ててしまうおっぱいが飲みたくて、今ごろ泣いているかもしれないな……」と娘のことを思うと、胸がキューッと締め付けられました。
走ってお迎えに行き、保育園へ到着すると、なんと娘は1滴も育児用ミルクを飲まずに私を待っていました。「おなかが空いたでしょう……ごめんね、ごめんね……」パンパンに張ったおっぱいをゴグゴクと食らいつくように飲む娘を見て、涙が止まりませんでした。
家ではいろいろなメーカーの育児用ミルクや乳首の種類、形、サイズを変えて試すものの、乳首が口に触れるだけで大泣きです。保育士さんも毎日あきらめずに試してくれましたが、受け付けません。お迎えに行き、泣き疲れて眠る娘の顔を見て、申し訳なくて胸が苦しくくなり、涙をこらえながら家に帰る毎日でした。
育児用ミルクが飲めた! それはある日、突然に!
慣らし保育開始から2週間ほど経ったある日、お迎えに行くと「今日、ミルク飲めました! 一気に100ccも飲んだんです!」と保育士さんがうれしそうに教えてくれました。このとき以降、今までの格闘が嘘のように育児用ミルクをおいしそうに飲んでくれるようになったのです。
苦しかった育児用ミルクとの闘いが、ようやく幕を閉じました。
その後、保育園では育児用ミルク、家では母乳を続け、離乳食開始とほぼ同時に卒乳し、ミルク育児に移行しました。
授乳期に保育園へ預ける可能性があるならば、哺乳瓶に慣らしておくために、母乳を哺乳瓶であげるなどしておけばよかった、と後悔しています。