【2019冬】ボーナス出る人必見!家計のプラスになる貯金以外の使い道
返済期日がしばらく先のものであれば繰り上げ返済も検討しましょう。繰り上げ返済をすると、将来払う必要がある利息を削減することができます。
一例として、5年前に2000万円・35年間・固定金利1.29%(フラット35・2014年12月の最低金利)の住宅ローンを借りた人がボーナスで15万円を繰り上げ返済すると、将来払わないといけない利息を約6.2万円削減することができます。2019年12月現在の普通預金金利(0.001%)に15万円を預けて6.2万円の利息を得ようとすると約4万年掛かることから比べると効果の大きさが分かると思います。
なお、住宅ローンだけでなく、自動車ローン、クレジット、キャッシング、奨学金などの利息の掛かるものであれば、借入金利の高いものを優先させると支払削減の効果が大きくなりますが、繰り上げ返済がそもそもできない契約もあるので、返済前に繰り上げ返済できるかの確認をしましょう。
また、それ以外の注意点としては、①手数料が掛かるかどうか、②繰り上げ返済をした後に別の借入をしないで済むかどうか、を確認するようにしましょう。手数料が高い場合や繰り上げ返済をした後で別の借入をする場合は利息を減らす効果が薄れてしまいます。
家計のバランスと照らし合わせて、貯金をするより借入を返済した方が将来プラスになるようでしたら、選択肢の一つとして考えてみてください。
月払いのものを年払いにしましょう
毎月支払うものを半年分や1年分まとめて払うことによって割引を受けられるものがありますが、これをボーナスで支払うと家計のプラスになります。
例えば、NHK受信料は地上契約(BSなし)の場合、月払(口座振替・クレジット)は1,260円(年間15,120円)ですが、年払(口座振替・クレジット)は13,990円と1,130円・7.61%安くなります。地上・BS契約も割引率は同様です。
また、自営業者等が加入している国民年金の保険料は、令和元年度で現金・毎月払は16,410円(年間196,920円)に対し、1年前納は193,420円と3,500円・1.8%安くなります。納付書は4月に発送されますので、それまで忘れないようにしましょう。また、2年前納や口座振替にすると割引率が上がりますので、希望の際は年金事務所まで問い合わせをしてください。