子育て情報『こんなに変わった!今の離乳食の知識【3児ママ小児科医のラクになる育児】』

2019年11月29日 08:35

こんなに変わった!今の離乳食の知識【3児ママ小児科医のラクになる育児】

このほかにも、③離乳食開始前に果汁は与えない、④ママやパパの負担を減らすため、ベビーフードの活用などもすすめられています。

卵などを食べ始める時期を遅くすることでアレルギーは予防できないことがわかってきています。逆に、食べるのを遅くするとアレルギー発症が増えるとの報告もあるので、あまり食べなくても、食材はどんどん増やしていってみましょう。

ママの負担が少ない離乳食生活を!

こんなに変わった!今の離乳食の知識【3児ママ小児科医のラクになる育児】


私が離乳食を作っていたころは、おかゆを小分けにして冷凍するのも面倒になってきて、最終的には炊飯器に小さなお椀を入れて炊飯して、おかゆを作っていました。炊きたてなのでおいしいのかよく食べてくれたので、この作戦はうまくいったかなと思います。これに味をしめて、炊飯器の中にいくつかお椀を入れて、具材とだし汁を入れて炊飯器のスイッチポン! おかずも同時に作って離乳食を作っていました。(※1)

中期や後期からは、大人のおかずを取り分けしていました。日本食はそもそも塩分が多く、大人も塩分を控えめにした方が良いので、まずはだし汁だけでおかずを作って離乳食用に取り分けて、大人用はあとから少しだけ味を足す、というスタイルだと大人も子どもも簡単ヘルシーな食事が作れます。
なるべく自分が疲れない方法で離乳食期を乗りきっていました。

親に負担が少ない離乳食との付き合いかたは、人によって違うのかなと思います。「自分はやっぱり味の濃いガッツリメニューが好き!」ならば、取り分けは向いてないと思いますし、「料理大好き! 赤ちゃんもたくさん食べてくれる!」とかなら、離乳食を頑張って作ること自体を楽しめて、幸せ子育てにつながると思います。

私はベビーフードを買うのも面倒だったので、レバーなど自分で調理がしづらい食材やお出かけの時だけベビーフードを使用していましたが、ベビーフードは清潔で安心だし、手軽だから良いですよね。離乳食づくりが負担だと思う方は、ベビーフードで乗り切るのも全然ありなのではないでしょうか。 

家族みんなが楽しい食生活を目指しましょう

栄養面ももちろん大事なのですが、離乳食のもう一つ大事なことは「食事の時間は楽しい、おいしい時間であること」と赤ちゃんにわかってもらうことです。
食べなかったり、ぐちゃぐちゃにされることで親がイライラしてしまうこともあるかと思います。

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