年長まで指しゃぶりしていた息子。パタッとやめられたまさかの理由とは?
長男は生後1カ月のころから指しゃぶりをしていました。指をくわえて寝ている姿はとてもかわいかったのですが、乳歯が生え、離乳食を完了しても指しゃぶりをやめる気配がなく、幼稚園に入ってもそのまま……。そんな息子が突然、指しゃぶりをやめられた体験談をお話しします。
指しゃぶりをやめさせられなかった理由
息子が指しゃぶりを始めたとき、かわいいなぁと思う反面、困ったなとも思いました。なぜなら、私自身が指しゃぶりを小学生になってもやめられず、それだけが原因ではないと思うのですが、前歯がかなり出っ歯になってしまい、友だちにからかわれるのが嫌で歯列矯正をした経験があったからです。
周囲のママさんたちに相談すると、息子の他に指しゃぶりをしている子はおらず……。それでも赤ちゃんのうちに指しゃぶりをやめさせなかったのは、私の母乳の出が悪く、母乳をあげられなかったことで引け目を感じていたからでした。息子がおっぱいの代わりに指で安心感を得られるなら……と見守ることに。
年長になって息子に訪れたピンチ!
そんな状態で数年が経過し、息子は幼稚園の年長でも指しゃぶりをやめられずにいました。そろそろまずいのでは……と思ったきっかけは、幼稚園のお泊まり会です。
寝るときは必ず指をしゃぶらないと眠れない息子。本人も恥ずかしいとは思っていたようで「どうしよう……」と悩んでいました。
息子の運命の日! ぱったりと止めました!
お泊まり会は、多くの子どもが初めて親元を離れる行事です。ほとんどのお母さんが「大丈夫かしら」と心配していて、この日も数人のお友達と公園で遊ばせながら、ママたちはお泊まり会のことを話していました。
しかし、おやつの時間になり、みんなで手を洗ったときのこと……。「息子くん、その指どうしたの? 」と1人のママさんが息子に声を掛かけました。とても美人で気さくなママさんで、面食いな息子のお気に入りでもあります。
息子が指しゃぶりを気にしていることを知っていたママさんからは、あとでこっそりと謝罪をされましたが、本人もやめたがっていた癖だったので、むしろありがとうと伝えました。私といくら話してもやめられなかったのに、美人ママさんに言われてぱったりと止められるとは……。息子らしいなと感じた体験でした。