子育て情報『塗りすぎは病気を招く!?日焼け止めを塗るべき子、塗らなくていい子って?【小児科医ラクになる育児】』

2020年7月27日 08:30

塗りすぎは病気を招く!?日焼け止めを塗るべき子、塗らなくていい子って?【小児科医ラクになる育児】

また、日本小児皮膚科学会でオススメしている日焼け止めは
① 「SPF15以上」、「PA++~+++」を目安
普通の生活においては、むやみに SPF の値の高いものを使う必要はありません。
② 「無香料」および「無着色」の表示があるもの
③ プールでは「耐水性」または「ウォータープルーフ」の表示があるもの
とあります。

肌に塗るものなので、なるべく刺激にならないものを選びたいですね。プールでは水を汚染してしまうことがあるため、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選びましょう。

日焼けは、こんな時に注意して!

紫外線は4月から9月が強く、かつ1日のうちでは10時から14時が強くなります。なので、この時間の外出はそもそも避けた方が無難です(夏は熱中症の心配もありますしね)。紫外線が強い時間帯に外出する場合は、しっかり日焼け止めを使いましょう。

特に長時間外にいることが多いプールなどでは、日焼け対策として日焼け止めを塗るだけではなく、ラッシュガードやテントなどを利用して、ジリジリ日焼けを予防するものありです。


ビタミンDも十分で、皮膚ダメージも影響が少ない日焼けはどのくらい?

塗りすぎは病気を招く!?日焼け止めを塗るべき子、塗らなくていい子って?【小児科医ラクになる育児】


最初にお伝えした「ビタミンDがしっかり作られ、かつ皮膚のダメージがない日焼け」は、夏の紫外線が強い正午で、顔と手の甲が直射日光にしっかり当たって25分と言われています。一番紫外線が弱い季節で3.3時間くらいと言われています。

夏は顔と手の甲以外も露出しているため、25分よりもずっと短い時間でビタミンDは足りることになります。

お子さんが歩き出して公園などに外出するときは、きちんと日焼け止めを塗りましょう。また、軟膏や保湿剤もそうですが、日焼け止めも多くの人が「塗り方が足りない」と言われています。 

正しい塗る量は「皮膚がペトペトになるくらい」なのですが、それだと嫌がる子も多いのが難点です。なるべくしっかり量を塗る、2~3時間に1回こまめに塗り直すなどの工夫も必要です。


健康で、かつ余計な手間は増やさない外出ライフを!

紫外線の影響が以前よりも強くなってきているため、外出時は何かしらの日焼け対策は必ず必要です。ですが、どんな子でも日焼け止めを毎回塗らなくてはいけないのではなく、日傘や幌、ラッシュガードを着ることや日陰を歩くなどの工夫も日焼け、紫外線対策です。

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