子育て情報『生理不順の判断に必須!自分の生理周期、把握できてる?【医師監修】』

生理不順の判断に必須!自分の生理周期、把握できてる?【医師監修】

が着床・妊娠できるように準備を始めます。

この厚くなった子宮内膜は赤ちゃんを育てるふかふかのお布団のようなもので、受精していない卵子が来た場合は妊娠の必要がないと判断し、卵子とともに子宮から剥がれ落ちて血液と一緒に体外へ排出されます(=月経、生理)。

排卵後から子宮内膜が剥がれ落ちるまで(月経が始まるまで)の約2週間を黄体期といい、出血の際に次の卵胞期、つまり次の生理が始まります。

生理が始まった日=出血があった日?

生理中以外の出血は、「不正出血」といわれ、起こらないのが正常です。基本的に、出血が始まったら生理がきたと考えて問題ありません。

しかし、少量の出血であれば排卵出血の可能性もあります。排卵出血とは排卵期に起こる出血のことで、何回か少量の出血が見られることがありますが、繰り返さなければ大きな問題はありません。

ただ、毎回のように排卵出血がある場合や、強い痛みがある場合、手術が必要な病気が隠れている恐れもあるので、一度病院で相談することをおすすめします。


排卵は、生理がくる14日前に起こるもの。そのため、自分の周期を把握し、生理周期が安定していれば、排卵がいつごろ起こるのかを予想でき、生理の出血なのか排卵出血なのか、不正出血なのか、判断がつきやすくなりますね。

これって排卵出血?それとも生理?病院に行くべき?

生理に個人差があるように、排卵出血にも個人差があり、血の出方や痛みの有無も違います。少量の出血が1回だけの場合もあれば、だらだらと何日間か続く場合も。さらに痛みの有無・強さも違い、素人判断では難しい場合も多くあります。

また、少量出血が治まった2~3日後に再度出血が始まるケースもあり、どれが生理の出血でどれが排卵出血なのか、または体の異常を知らせる不正出血なのか医師でも判断が難しいことがあります。不安に思うことがあれば症状が出ているとき、つまり出血しているときや痛みがあるときに病院で診てもらうのがベストです。

「出血しているときに婦人科を受診するなんて……」と思う人もいるかもしれませんが、大事なのは症状が出ているときに診てもらうこと。
婦人科医にとっては、出血した状態の患部を診ることは特別なことではないので、遠慮せずとも大丈夫です。

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