子育て情報『先天性疾患を持って生まれた息子が3歳に。一筋縄ではいかないMRI検査』

先天性疾患を持って生まれた息子が3歳に。一筋縄ではいかないMRI検査

 

検査は終了したもののまさかの嘔吐

予定より大幅に遅れたものの、MRI検査は無事終わり、息子はその後も滾々と眠り続けていました。薬の副作用がないか確認するため、1時間弱待機し、看護師さんに顔色などをチェックしてもらってから帰宅。

「起きたらまず水を飲ませて少し様子を見てください。吐き戻しがなければいつもどおりに食事できますよ」と言われてはいたのですが、息子は帰宅中と帰宅後の2度に渡り水をひと口飲んだだけで嘔吐してしまい驚きました。


酩酊状態は夕方まで

息子は帰宅後、顔色が青白く、まっすぐ歩けない状態になっていました。そのくせ、妙にハイテンションで、動き回ろうとしては転びそうになり、目が離せません。これまでも同じ薬で軽い酩酊状態になったことはありましたが、こんなにひどかったのは初めてです。

とはいえ、顔色が改善傾向にあったことや呼吸の乱れがなかったことなどから総合的に判断して、こども病院への連絡はせず少し様子を見ることに。その後、眠ったり起きたりを繰り返し、夕方過ぎにはいつも通りになりました。

これまで何度も眠くなる薬を飲む検査をしてきましたが、最後の最後でこんなに苦労するとは思いませんでした。ただ、紆余曲折あったとはいえMRI検査自体はちゃんとでき、後日聞きにいった検査結果も目立った異常はなかったので本当によかったです。

※MRI検査は、検査部位にもよりますが30〜40分ほどかかることがあるため、小さいお子さんの場合は薬で眠らせる必要があります。
使用する薬は病院によって異なりますが、事故予防が大切なので、検査を受けるときに薬剤の副作用について医師から説明を受けましょう。また、検査前の水分や食事の摂取は何時間前までなら可能かなど、病院ごとに決まりがあるため確認が必要です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 

著者:岩崎はるか

2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。

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