赤ちゃんの便秘改善にヨーグルト!与え過ぎもダメ!?【管理栄養士】
「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は離乳食で与えるヨーグルトに関するご相談です。
Q.便秘改善のためにヨーグルトを与えています
生後8カ月の女児のことで相談です。生後3~4カ月ごろより便秘気味で、離乳食が始まってからさらに便秘が酷くなってきました。うんちが固く、いきみながら泣いてしまうこともあります。何度か病院で浣腸をしてもらい、医師からは3日出なければ綿棒浣腸をして、それでも出なければ7日以上になる前に病院に来るようにとのことで、特に病気だとかそういう話はありませんでした。
ここ3週間ほどヨーグルトが便秘改善にもいいとのことで、ヨーグルト30gずつを朝、夕の2回毎日食べさせています。
ヨーグルトの他にも水溶性の食物繊維を食べさせたり、水分を多めにとったり、砂糖水を飲ませたりしています。
ヨーグルトは食べさせてみて改善はあったように感じます。しばらくするとまた固くなってきて…を繰り返してはいますが、以前と比べて固くても毎日少しづつは出てくれています。
しかし、ヨーグルトの食べさせ方を調べると、1回量や食べる間隔などがバラバラなので、どのくらいの量をどのくらい食べさせるのが良いのかと思い、相談させていただきました。また、ヨーグルトを食べ過ぎると何か体に良くないのでしょうか?
小林亜希管理栄養士からの回答
便秘の原因として
・母乳、育児用ミルク、離乳食の摂取不足
・食物繊維の摂取不足
・病的な異常
の大きく3つがあります。
病的な理由の場合は、効果があまりないかもしれませんが、ヨーグルトの他にも、柑橘類、プルーン、さつまいも、オートミール、納豆、海藻、少量のバター等の油脂類等が排便を促す食品になります。
生後7~8カ月の1回あたりの目安量は、
【炭水化物】
5倍がゆ50~80g
またはパンがゆ15~20g
またはやわらかくゆでたうどん35~55g
またはいも類20~30g
【ビタミン・ミネラル】
野菜・果物20~30g
【たんぱく質】
魚10~15g
または肉10~15g
または豆腐30~40g
または卵黄1個~全卵1/3個
または乳製品50~70g
ヨーグルトはタンパク質の食品で、消化に負担のかかりやすいタンパク質は目安量を超えない量が望ましいです。