完母で職場復帰!授乳は続けるつもりだけど、どうしたらいい?
最後の授乳をされてから丸3日触らずにそのまま様子を見ていただき、丸3日経ったときに5,6分ずつぐらい絞っていただくといいと思います。そこからさらに1週間また同じように触らずに様子を見ていただき、同じように搾っていただくといいと思います。丸3日触らない状態が叶ったら、おっぱいを生産しようとする働きが止まりだします。時間の経過に伴い分泌が減っていくようになりますので、張りもおさまっていくようになりますよ。途中でしこりが気になるようになっていたら、そこで母乳外来で診てもらうのもいいと思います。
※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。
仕事復帰後も母乳を続けるメリット・デメリット
赤ちゃんから見たメリット
・感染症にかかりづらくなり、重症化を予防できる
・寝かしつけがしやすい
・ママとのスキンシップ、癒しになる
赤ちゃんから見たデメリット
・特になし
ママから見たメリット
・母乳の免疫で、感染症にかかりづらくなったり、重症化を防ぐ
・子どもが休むことが少なくなり、ママの欠勤も少なくなる
・子どもとのスキンシップ、癒しになる
・母乳育児を長期的に継続することにより、乳がん・卵巣がん・子宮体がんの発生を抑える(長期的効果)
ママから見たデメリット
・乳腺炎になることもあり、体調不良で欠勤する可能性がある
・夜間の授乳のために睡眠が不足することもある
・休憩時間が搾乳の時間にとられる
仕事復帰後も母乳を続ける場合の準備や心構えは?
1歳未満や保育園にいる時間帯に授乳している場合は、日中1〜2回の搾乳が必要になることも。搾乳場所・搾乳を保存するための冷凍庫の確認、搾乳時間の確保をしましょう。
【準備するもの】
手搾乳(タオル、カップ)、搾乳器(手動・電動)
※保存する場合は母乳パック、持ち運び時に溶けないように保冷剤・保冷バック
【スケジュール例】
※生後10カ月9:00〜16:00までのお仕事の場合
6:00 ・・・・・・起床/準備
7:00 ・・・・・・朝食/授乳
8:00 ・・・・・・登園/出社
9:00 ・・・・・・就業開始
12:00 ・・・・・・昼食/搾乳
16:00 ・・・・・・就業終了/退社
17:00 ・・・・・・お迎え/帰宅、授乳、夕食、お風呂
20:00 ・・・・・・授乳/寝かしつけ、夜間覚醒時授乳
仕事復帰に向けて断乳する場合の準備や心構えは?
断乳する日を決めて、お子さんに事前にお話をしましょう。