子育て情報『ゆっくり読む必要ありません!保育士が教える『絵本の読み聞かせ』のやりがちNGと心をつかむコツは?』

2022年8月30日 17:30

ゆっくり読む必要ありません!保育士が教える『絵本の読み聞かせ』のやりがちNGと心をつかむコツは?

まだ読んでないよ」と止めなくてもOKです。これは1歳ごろのお子さんに多い姿です。自分でページをめくることが楽しくて仕方ないのでしょうね。「キツネがいましたと思ったら、ホットケーキを食べて、アラ!もう終わっちゃった」といった感じで、あっという間にお話が終わってしまうこともあると思いますが、それはそれでおもしろいので、子どものペースに合わせてみてもよいでしょう。

「でもやっぱり一緒に読みたいわ」という場合。最初から欲張って物語には手を出さず、まずは文字がとっても少ない絵が中心の絵本を選び、一緒に読み進めていくことからスタートしてみましょう。

ゆっくり読まなくてもOK

子どもに向けて読むのですから。ゆったりと一字一句丁寧に読んだ方がよい?元気にハキハキと読んだ方がよい?など、絵本の読み方も気になってしまいますね。
もちろん、ゆったりと読んだりハキハキと読むこともOKです。でも実は、少々スピード感があっても子どもは集中します。特に、ある程度の長い物語を読み聞かせられるようになった2歳以降におすすめです。

また、セリフの部分をわざと小さい声で、ひそひそ声で読んだりしたり、場面の切り替わりに一瞬大きな声で文字を読んでみたりと、声のトーンの強弱をつけることができると更によいですね。きっと、子どもはママの読む絵本の世界に引き込まれていきますよ。

絵本の読み聞かせには、「いろいろな効果があるよ」と言われていますが、効果を考えるよりも、親子で読むことを楽しむことが一番大切!絵本と一緒に、楽しい時間を過ごしてくださいね。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。
現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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