<無職の夫に捨てられた>「眠れない日々の始まり」夫が無職になり、パート代と貯金でしのぐ日々に…
夫に突然、離婚を突きつけられたカナコさん。亀裂の始まりは、ある日突然、仕事を辞めると夫が言い出したことからでした。翌日からカナコさんは各所への対応に追われます。さまざまなところから書類を取り寄せ、手続きに奔走するカナコさん。さらに、傷病手当がもらえるとはいえ、保険や年金、税金の支払いなど、収入よりも圧倒的に支出が勝ります。ついには将来のために蓄えていた貯金にまで手を回すことになり…。
夫が仕事を辞めると宣言した翌日から、役所や職場での手続きに忙しく動き回るカナコさん。夫の傷病手当はもらえるものの、支出の方が圧倒的に上回ります。
初めて将来のための貯金用の口座に手を付けた時、カナコさんの不安が一気にあふれ出してしまいました。
収入が追い付かない…!もしこの先も夫が無職のままだったらどうなるの…
夫の健康保険や息子の扶養の切り替えなど、各所への対応に追われるカナコさん。必要な書類をかき集めては、家族のために必死に手続きに奔走します。
そして一番大きな問題が収入の大幅な減少。夫の傷病手当がもらえるとはいえ、健康保険や年金、税金などを支払った後には家賃分も残りません。カナコさんは、自分のパート代と貯金を切り崩すことでこの状況をしのいでいこうと決心します。しかし、この貯金はカナコさんが家計をやりくりして将来のために一生懸命貯めてきたお金。理不尽な状況で手を付けなければならなくなったのであれば、その悲しみは計り知れませんね…。
貯金を切り崩したことで一気に不安が強くなってしまったカナコさん。
「貯金がなくなっても、まだ夫が無職だったら?」「手当が打ち切られても、まだ腰が治っていなかったら?」「自分が働けなくなったら?」と次々と悪いイメージが湧きあがってきます。これがカナコさんの眠れない日々の始まりでした。これからカナコさんが不安を解消できる日は来るのでしょうか?
前の話:「ゆっくり休むことにした」仕事を辞めた理由を正当化して語る夫だったが… #無職の夫に捨てられました 15
著者:マンガ家・イラストレーター 黒田カナコ
WEBブログやInstagramで、元夫との壮絶な離婚エピソードを綴る漫画家。息子と暮らすシングルマザー。好きなことは、毎晩の晩酌と~?
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