2023年12月10日 05:30
「浮気はしてない」夫婦円満だった私たちにできた溝。あることをきっかけに突然サレ妻に
夫とは、付き合って10年、結婚して10年。子どもたちが生まれてからも、お互いの誕生日や記念日、クリスマスには必ずプレゼントを贈り合い、レストランで食事。それぞれ多少の不満はありながらも、自他共に認める仲良し夫婦だとずっと思ってきました。それがある日突然、サレ妻になったときのことをお話しします。
発覚のきっかけはささいな喧嘩
喧嘩はほとんどしない夫婦でしたが、その日はめずらしく、普段は穏やかな夫がとてもイライラしていました。夫は自営業で仕事が忙しく、寝る時間も割いて働いてくれていました。それにはいつも感謝し、体を心配もしていました。
ですが同時に、幼い2人の子どものお世話と家事をすべてこなしていたので、夏休み後半ということもあり、私も疲れが溜まっている時期でした。
夫に家が散らかっていることを注意された私は、溜まった不満をぶちまけてしまったのです。普段ならそこで話し合いとなり、双方が自分の直すべき点を自覚して、お互いに謝るべき点は謝り仲直りをするのですが……。そのとき、夫は私との話し合いを避け、歩み寄ろうとしなかったのです。
妻の勘
夫との付き合いは長いので、すぐに嫌な予感がしました。そしてその予感は的中。やっと持てた話し合いの場で、夫は私のことがとにかく嫌だと言い始めました。やさしいけれど、どちらかと言えば亭主関白な夫。私は夫をたてて、できるだけ文句を言わずにやってきたつもりでした。
夫に文句を言われたこともほとんどなく、仲良くやってきているつもりだったので、まさに寝耳に水。でも夫は特に具体例を挙げるでもなく、とにかく私が嫌だと繰り返します。そこですぐに「何かあるな」と、ピンときました。
直球勝負
そこで、聞いてみました。「浮気してる?」すると夫は、「浮気はしていない」と答えました。そこで今度は、「好きな人できた?」と聞いてみました。正解でした。真面目な夫らしい解答でした。
夫の言い分は、私のことが嫌で、好きな人と一緒に生きていきたいから離婚してほしいというものでした。もちろん、そんな身勝手な言い分は受け入れることはできません。子どもたちのことを考えればなおさら、離婚は回避したいと思いました。
現在のわが家
その後すぐに家を出て行った夫は、生活費のみを振り込み、子どもたちには月に1度会う程度。