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これは私が妊活のために仕事を辞めて週に1~2回短時間のパートをしながら、ほぼ専業主婦としての生活を始めたころのお話です。当時、夫の仕事は激務を極め、朝早く出勤して帰りは深夜という生活がほぼ毎日続きました。私も仕事が大変な夫を労わっていたのですが、時々、専業主婦である私を軽視するような発言が聞かれました。モヤモヤがたまった私はついに……。 激務の夫と専業主婦の私結婚当時はまだ新人で、雑用などを任されることも多く激務を極めていた夫。当時の夫は口を開くと、「疲れた」、「眠い」と言っていました。一方私は、妊活のために会社を辞め、パートを始めましたが週に1〜2回、1日3時間の勤務で、ほぼ専業主婦のような形でした。 パートは朝早くから始まるのでなかなか早起きはつらかったのですが、夫の激務に比べたらかわいいもの。しかしそれでも眠いときもあり、疲れたなと感じるときもありました。 専業主婦は疲れちゃダメなの?その日は、私が早朝からのパートで夫は休みの日でした。パートから帰り、リビングでくつろいでいた夫に思わず「はぁ〜、疲れた」と言いました。すると夫は、「いや、オレのほうが疲れてるから」と返してきたのです。確かにほぼ専業主婦の私より夫のほうが疲れているのは知っています。なので夫のひと言に返す言葉が見つかりませんでした。 またある日は「すごく眠いなぁ」と言うと、夫はすかさず「オレのほうが眠いよ」と言ってくるのです。このあとも何度もこのやりとりがありました。そのたびに私の中にモヤモヤが溜まっていったのです。 夫に涙ながらに訴えた私が「疲れた」と言うと「オレのほうが疲れている」と返し、私が「眠い」と言うと「オレのほうが眠いから」と言ってくる夫。私は、数時間のパートくらいで疲れたと言うな、ほぼ家にいるのに疲れてるわけないだろう、と言われているような気分になりました。 そして心のモヤモヤが溜まりに溜まって、ついに爆発! 夫に「専業主婦は疲れちゃダメなの?」、「疲れてるのはオレのほうとか、そんなので張り合わなきゃダメなの?」と涙ながらに訴えたのです。 私の訴えを聞いた夫は、「そんなつもりはなかった。ごめんね」と謝ってくれました。それからは自分のほうが疲れている、という変な張り合いもなくなりました。その後、子どもが生まれたのですが、夫が「仕事が疲れた」と言っても、「私のほうが育児で眠れてないし疲れているよ!」とは言いません。夫婦は協力しあって生活が成り立っていると思っているからです。著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月25日ある日、ネットショップで服のセールをしていたので、80%オフに値下げされていたブラウスを購入。定価よりもかなり安く購入できたので、うれしく思っていました。1週間後、家族で義実家へ訪問することになり、セールで買ったブラウスを着ていくことにした私。そこで義姉に、ブラウスをお得にゲットできたことを話題にしてみたのですが……。 義姉と気まずい雰囲気に…自宅から車で1時間ほどの義実家に到着すると、義両親と同居中の義姉が、仕事が休みのためリビングでくつろいでいました。夫は義母から買い物に誘われて出けることになり、義実家に残ったのは義姉と私、生後10カ月の息子の3人。私は普段から義姉と交流は少なく、仲が良いとは言えない関係。沈黙が続き、なんとも言えない雰囲気に耐えられなくなった私は、ネットのセールで買ったブラウスの話をすることにしました。 ブラウスが定価よりも80%も値下がっていたので、2,000円で安く購入できたこと、デザインが気に入っているので良い買い物をしたと思っていることを伝えました。 すると義姉からは衝撃的な言葉が返ってきたのです……。 キツい言葉が飛び出して!?ブラウスを怪訝そうな顔で見た義姉は、「ダサい! 安そうな服! 定価が1万円なんて信じられない。私なら絶対買わないわ」と発言。その言葉に私は凍り付き、何も言えませんでした。 そして翌日、義母と話していたときに、「昨日から◯◯(義姉の名前)が生理になったみたいで、生理痛がひどいらしいの。そのせいで機嫌が悪くて参っちゃうわ〜」と言っていました。 普段、義姉からそんなにキツい言葉を言われたことがなかったので大変驚きましたが、生理で体調が良くなかったことも一因だったのかもしれません。この帰省中、それ以降は義姉と会話することはありませんでした。 今後も義姉の体調次第では、厳しい言葉をかけられるかもしれないと思った出来事でした。しかし、もしかしたら義姉は、私を家族の一員として見てくれるようになり、気の置けない仲として遠慮せずに発言しただけなのかもしれません。前向きに考え、少しずつ義姉と仲良くなれるように歩み寄っていけたらと考えています。 著者:神崎 ハナイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月21日義弟夫婦に子どもが生まれ、遠方から遊びに来たときのことです。義弟夫婦の赤ちゃんは生後3カ月。私は義弟の奥さんのAさんに初めて会いましたが、ニコニコと柔らかい印象の人でした。そんなAさんに義父が放った言葉にあぜん……。しかし、それ以上にAさんの返しに衝撃を受けました。 赤ちゃんが授乳の時間に遠方から来た義弟家族に会うため、その日は義実家に私たち家族みんなでお邪魔していました。小さな赤ちゃんにわが家の5歳の娘と1歳の息子も興味津々。みんなで赤ちゃんをかわいがっていました。 そんなとき、赤ちゃんの機嫌が悪くなってきたので、「そろそろ授乳かな?」と話しながら、私と義母で別の部屋を準備することに。すると、その様子を遠くから見ていた義父が唐突にこう言ったのです。 「見られても減るもんじゃなかろうに。今どきの嫁さんはVIP待遇だな」。 酔った義父のトンデモ発言!義父はお酒が入っており、気が大きくなっていたようでした。みんなが義父の言葉を聞き流しながらAさんを部屋へ案内しましたが、そのときも義父は「減るもんじゃなかろうになぁ」と繰り返します。あまりにしつこいので、Aさんが部屋に入ったら、義父に「今は時代が違いますよ」と注意しようと思っていたときでした。 Aさんが義父のほうを向き「私が嫌なんですよ。お部屋、お借りします」と笑顔できっぱり言って、部屋に入っていったのです。これまで穏やかにニコニコしていたAさんの強い言葉に義父も面食らったようで、ばつが悪そうな顔をして、それ以上何も言わなくなりました。 きっぱりと自分の意思を示したAさんは、とてもかっこよかったです。また、義両親へはっきりとした態度をとるところは見習わなければと思いました。授乳が終わったAさんは、またニコニコ。嫌なことを言われても引きずらないところもまた素敵でした。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月16日夫は育児・家事に協力的ですが、モラハラ気質なところがあります。夫は自分自身でもいけないことだと自覚しているようで、義実家ではモラハラな姿を隠すのです。夫の行動に腹が立った私は、ついにちょっとした反撃に出ることにしました。 周りと比べて俺はえらいと思っている夫夫は私が何も言わなくともお皿を洗ってくれたり、洗濯をして干してくれたり、自分のお弁当を作って持って行ってくれたりします。育児にも協力的で、夜泣きの対応で疲れている私のために、早朝から息子の面倒を見てくれるなど助かっています。そして夫はいつも「俺、えらくない? 男でこんなに育児も家事もしてくれる人いないよね。この前また会社の人に褒められちゃった」とよく私に誇らしげに言ってくるのです。 夫の協力には本当に感謝していますが、夫の発言に私はいろいろと言いたいことがありました。モヤモヤした気持ちを抑え、「〇〇(夫)はえらいよ! いつもありがとう」と夫をいつも煽てていました。 産後、夫にモヤモヤしていること夫は一度も息子の夜の寝かしつけや夜泣きの対応をしてくれたことがありません。次の日が休みの日や正月、GWなどの大型連休でも「俺の生活リズムが崩れる」と頑なに嫌がります。さらに息子の泣き声で起こされたくないからと産後以降、寝室が完全に夫婦別になりました。 そして、産後1カ月から夫は「いつ働くの? 俺の会社の人は産後3カ月で職場復帰してるよ。その人にできてお前にできないわけがない。早く働け」と、毎日のように私に言ってきました。さらに、夫は休日に午前中から友人と遊びに出かけ、夕方帰ってきたかと思うと趣味の筋トレを始め、ひと通り自分の時間を満喫。 夜になりやっと私は息子を夫に預けお風呂に入ると、「5分で上がれ!」と夫が催促してきたこともあります。育児・家事に協力的な夫ですが、このモラハラな言動にモヤモヤしてきました。 義実家では良い顔をする夫に逆襲家の中では私に対して理不尽なことを言ってくることが日常茶飯事の夫ですが、義実家ではとてもまともな人になります。育児・家事に協力的でやさしい夫だと思っている義家族は、「〇〇(夫)は育児も家事もしてえらい。〇〇ちゃん(私)がうらやましい」など夫を褒めまくります。 義実家に行くと毎回この時間が訪れることが私は苦痛でしたが、ついに私は夫にちょっとした反撃に出ました。義姉が「私の友達の夫が~」と義姉の友人の夫がありえないというエピソードを話し始めたので、私は今だ!と思い「私の友人の夫もありえなくて……」と夫にされた理不尽なモラハラを友人の夫という形で話しました。 義家族は全員「ありえない。それはひどい」と口をそろえて言っているなか、夫は思い当たる節があるようで、俯き携帯を見ながら、ばつの悪い顔をしていました。 義実家から帰宅後、夫から「あれ俺のこと?」と聞かれましたが、違うよと私は否定しました。しかし、夫は何かを感じ取ったらしく義実家での私の反撃があって以降、しばらくモラハラな言動は落ち着いています。夫の性格は変わらないだろうと思いますが、夫のこれからに期待して日々を送っています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月15日夫は2歳の娘とのちょうどいい距離感がつかめず、嫌がられがち。「ママがいいってさ」が夫の口癖でした。私にばかり負担がかかることにイライラし、ときには夫にあたってしまうことも。この状況に困り果てた私に夫が提案した、ビックリな解決策とは……? ママまかせの夫に私はイライラ夫は子育てに協力的ではあるのですが、小さい子どもと接した経験が少なく、また性別も違うせいか、娘との接し方には苦戦していました。娘が集中しているときにちょっかいをかけて嫌がられることもしばしば。娘は「パパ嫌!」を連発するようになってしまいました。 すると夫は「ママがいいんだって」と諦めてしまうのですが、そうすると私ばかりが娘のお世話をすることになります。そんな日々を送っていると、「自分で何とかしてよ!」、「私ばっかり大変なんだけど!」と夫にイライラをぶつけてしまうこともありました。 「受け止めるのも僕の仕事!」このままの状況ではいけないと思い、夫と話し合うことに。私はまず、夫にあたってしまうのが申し訳ないのでなんとか状況を改善したいと伝えました。すると夫からの返答は「ママのイライラを受け止めるのも僕の仕事! 僕がなかなか娘とうまくやれないんだから、イライラくらい受け止めるよ」とのこと! 私としては夫の娘への接し方をどうすればいいか話し合うつもりが、まさかのイライラを我慢しなくていいとの解決策は目からウロコ。おおらかな夫らしい返事に、「そう来たか!」と思わず笑ってしまいました。 夫の言葉で私の心に余裕ができた夫の“イライラを受け止める宣言”から感じたのは、夫は私の大変さを理解してくれているのだなということ。イライラしても「あとで夫に愚痴を聞いてもらおう」と思うと、不思議と気がラクになりました。状況こそほとんど変わりませんが、私の気持ちの負担が少し減ったのです。 夫は娘と遊べるおもちゃを買ってくるなど、自分なりに娘と仲良くしようと努力しています。すぐには仲良くなれないかもしれないけれど、今は見守っていてもいいかなと思っています。 私では思いつかない方法を提案して事態を改善してくれた夫。自分だけで解決策を決めつけず、パートナーに相談することは大切だと感じました。また、夫と娘の関係のように、一朝一夕では解決できない問題はたくさんあります。そんなとき事態を変えようとするだけでなく、愚痴を聞いてもらいやり過ごしながら、改善する日を待つのも一つの手だなとこの出来事で感じました。著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月14日生後1歳4カ月の息子はとてもおしゃべりです。まだまだ何を言っているかわからないことのほうが多いですが、はっきりと発音する言葉もちらほら。そんな息子がスーパーで思い切り叫んだ言葉が、誤解を招きかねないワードで……! 恥ずかしくて穴があったら入りたいと思った体験談です。 覚えたての言葉は「かげ(影)」息子は「影」という言葉を覚えたばかりで、人の影や建物の影など、あらゆる影を見つけてはうれしそうに「かげ! かげ! あったねー」などと叫んでいました。覚えたての言葉を繰り返し使う息子がとてもかわいく、「そうだね、自転車の影だね」など応えると、息子も満足そうに「あったねー」などと話してくれていました。しかし、まだ言葉が拙い息子。「かげ」と言いたいのに、時々「ハゲ」になってしまうことも。言い間違えるたびに笑いながら、「ハゲは違うな。かげね、かげ」と言っていました。 息子、スーパーの中心で「ハゲ!」と叫ぶそんなある日、スーパーに行くとカートに乗った息子が「あ! あ!」と何かを指さしました。指さすほうには大きな人形と数人のお客さんがいます。「何?」と聞くと、目をキラキラさせながら大きな声で「ハゲッ!」と叫んだのです。息子が指さした方向には買い物中のスキンヘッドの男性。そして息子が言っているのはおそらく人形の後ろにできている影のこと。心の中でギャーッ! と叫びながら「あ! 影だね! 大きな影ができてるね! 本当だ!」と、その場にいる人たちに聞こえるように息子の発言を訂正しました。 冷や汗が止まらない母…!なぜかこのときに限って息子は、私が訂正しているのにもかかわらず、「ハゲね! あったねー」と、その場に響き渡る大声で「ハゲ」を連呼。私は暴走する息子に冷や汗が止まりません。スキンヘッドの男性は息子の声が聞こえていたのか聞こえていなかったのか、特にこちらを見ることもせずに行ってしまいましたが、その場にいた数人のお客さんはクスクスと笑いながらこちらを見ていました。この日は恥ずかしさからいつもより短時間で買い物を済ませ、早々とスーパーをあとにしました……。 誰もいないところなら笑っていられる言い間違いでしたが、よりにもよってスキンヘッドの男性を指さして「ハゲ」と叫ぶとは、とにかく焦りました。息子も、いつもと違う反応で焦って訂正する母の姿に、余計に楽しくなって「ハゲ」を連呼してしまったのかもしれません。いずれにしても非常に恥ずかしい思いをした体験談です。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月13日わが家の隣人は世話好きのおばさんです。会えば子どもたちにも声をかけてくれますし、気にかけてくれるのですが、少々押しが強く、他人の都合はお構いなしのところも。そのため普段は程よい距離感を心がけてお付き合いしているのですが、ある日、そのおばさんに思わずイラッとしてしまう出来事が……。 回覧板を持ってきた隣人ある日、家のインターホンが鳴ったので出ると、隣に住むおばさんが「はい!」と回覧板を渡してくれました。いつもはポストに入れてくれる回覧板をわざわざ持ってきてくれたおばさんに疑問を感じつつ、「ありがとうございましたー」と扉を閉めようとすると、「あのね!」とおばさんが話し始めました。 何か話したいことがあったのかと合点がいき、耳を傾けたのですが……。おばさんは私が会ったこともないおばさんの孫の自慢話を、ものすごい勢いで話し始めたのです! しかもこの話、まったく終わる気配がありません。 長い話にぐずりだす子どもたちこのとき私は1歳の息子を抱っこし、4歳の娘はリビングでテレビを見ていました。しかしなかなか帰ってこない私が気になったのか、娘が玄関まで「ママー」と出てきました。おばさんは「あら、こんにちは、それでね……」と娘へ軽くあいさつして自分の話を続けます。おばさんの長い話を退屈そうに聞く娘。 やがてずっと抱っこされていた息子もぐずりだし、娘も「ママ、まだ? 遊ぼうよ~!」と言い始めました。これはいいタイミングだと思った私。すかさず「すみません、子どもたちが限界なので、今日は失礼してもいいですか?」と暴れる息子を抑えながら、おばさんの話を遮りました。 余計なひと言に思わずイラッ!話を遮られたおばさんは、「え? 今の人はYouTubeとかで子どものご機嫌とってるでしょ。あなたももっと要領よく子育てしなさいよ」とガハハと笑い、私の肩をバシバシと叩いたのです! あまりの力強さによろけ、おばさんの発言に驚く私。 そして「まぁいいわ」と言って、まだ話したそうな顔のまま帰っていきました。嵐のように去っていったおばさん。最後の言葉には開いた口がふさがらず、「突然押しかけてきてお構いなしに自分の話をする人のために、要領よく使う動画なんかあるか!」と叫びたい気持ちでいっぱいになりました。 おばさんとしてはとにかく誰かに聞いてほしい話で、ちょうど良いタイミングで回覧板が手元に来たのだと思います。しかし、こちらは小さい子どもを待たせた状態での対応。余裕をもっておばさんの話を聞く時間はなく、ついイラッとしてしまいました。次に同じことがあったら、子どもたちのためにももっと早くに話を切り上げて、おばさんのペースに巻き込まれないようにしようと思いました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月12日家の近所のママと仲良くなったのはよかったのですが……。ママ友がわが家へ遊びに来たときのまさかの行動にびっくりし、戸惑ってしまったお話です。 初めて家に招いたママ友の仰天行動!3人目の育休中に、家の近所に同い年の子どもがいるママと知り合いました。一緒に子どもと公園に行くなど付き合いを重ねていき、ある日、わが家へママ友が初めて遊びに来ることになったのです。 ママ友とは子育ての話などをして楽しい時間を過ごし、夕方になったので、私はママ友に断り干していた洗濯物を取り込みました。するとママ友が、なんとわが家の洗濯ものをたたみ始めたのです。 私はあまりの驚きと衝撃でなんと声をかけようかとても迷いました。夫や私の下着もあるので、「ありがとう。下着もあるし恥ずかしいから置いといてね」と声をかけると、「子どもたくさんで大変だと思うから手伝うよ」と言って洗濯物をたたみ続けるママ友……。 私は下着など家族の見られたくないものは率先して片付けるように一緒に畳み、ママ友は洗濯物を畳み終わると帰っていきました。そのとき私は「洗濯物を触られて嫌だな」と思っていましたが、ママ友は子どもがたくさんいる私を少しでもラクにという善意でしてくれたと思います。 今でもそのママ友とは、公園などの家の外で遊んで仲良くしており、子どものことで助けてくれる心強い存在です。心地良いと感じる距離感は人それぞれ違うので、「ママ友との距離感は難しいな。私も気を付けないといけない」と考えさせられました。 今思うと、善意でしてくれても嫌なことは素直に伝えて、はっきりと「洗濯物はたたまなくてもいいよ」と言うべきだったと思います。子育て中にできるママ友は、うまくいけば力になってくれる心強い存在ですが、近すぎても遠すぎても難しい関係性だと感じています。やはり、程よい距離感がとても大事だなと改めて思った出来事でした。 著者:さとう あおいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月10日もうすぐ結婚10年。ケンカは結婚前を含めても片手で収まる程度の私たち夫婦。数回のケンカで私が学んだのは、「夫はケンカをすると自分の部屋に引きこもるタイプ」ということ。夫の気が済んだらケロッと部屋から出てきますが、子どもがいる状況で引きこもられると困ります。私は、なるべくケンカにならないようにするため、不満を言わないようにしていました。しかし、夫の何気ないひと言に不満が大爆発! そこで、私の気持ちを穏便に伝えるために、とある方法を試しました。 手は出さないくせに…夫の仕事が忙しいこともあり、家事や育児は基本的には私がワンオペでこなしています。休日くらい少しは手伝ってほしいところですが、「今は忙しいから無理」とスマホゲームをしていることが多い夫。頼んでも協力してくれない夫に、私は家事・育児の手伝いを期待しないことにしました。 しかし夫は、手は出さないくせにチクチク文句を言ってきます。もちろんイラッとはしますが、そんな状態で言い返してもケンカになるのは目に見えています。ケンカになるほうが面倒だと思っている私は、特に言い返すこともなく、精神衛生上「このままでいいかな」と割り切っていました。 とはいえ、期待していないけれど、少しでも何かしてくれれば素直にありがたいと思えるのに……と不満をためこむ日々が続いたのです。 のんきな夫に不満が大爆発ある日、夫が電話で友人の夫婦ゲンカの愚痴を聞いていました。「うちは夫婦ゲンカとは無縁だから、いいアドバイスできないわ」とのんきに言っている姿を見て、私の中で不満が大爆発しました。 うちがケンカにならないのは、私が我慢しているからなのに……。「このままではいつか私の心が壊れてしまう。しかし、ケンカになるのは面倒くさい。ためこんだ不満を夫に穏便に伝える方法はないか」と私は考えるようになりました。 “オネエ言葉”で本人に愚痴るそんなとき、何気なく見ていたテレビ番組にヒントがありました。そのヒントとは、“オネエ言葉”を使ってみるということ。オネエ言葉を使えば多少毒舌でもキツく感じにくく、最悪ネタとして聞いてもらえるかもしれないと思ったのです。 さっそく夫に「ちょっとアンタ、私の愚痴も聞いてくれる〜?」と声をかけると、一瞬きょとんとしたものの、話にノッてくれました。第三者のような目線で話しかけたのがよかったのか、夫自身も客観的に話が聞けたようで「そんなひどい人がいるの!? ……って俺のことじゃん」と笑いながらも反省している様子。その後の夫は、少しずつですが、家事や育児に協力的になってくれました。 夫婦のどちらかが我慢をすればケンカにはなりにくいかもしれませんが、不満をためこんでしまうのは良いことではないと思いました。第三者を演じながら伝えたいことを話すという方法は、お互いを客観的に見ることができるので、私たち夫婦に合っていると感じました。これからも不満がたまってきたら定期的に、オネエ言葉で笑いを交えながら話し合っていこうと思います。 著者:安藤 はるか小2、年中の男の子と1歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月09日義実家にお邪魔しているときに、実母から義実家へかかってきた電話。義父と実母のやりとりに耳を傾けていると、義父から聞こえた「いつものんびりしています」という衝撃的な発言が! とにかく驚き、モヤモヤした気持ちが残った体験談です。 実母から義実家へ電話実家と義実家は年に数回、お中元やお歳暮のようなやりとりをしています。一方から贈り物があると、贈られたほうがお礼の電話をするのがパターン化していました。その日、私と子どもたちが義実家に呼ばれて行ったタイミングで、実家の母から義実家へお礼の電話がかかってきました。 4歳の娘が「だれだれ~?」と言い、「ママのほうのおばあちゃんだってー」など話し、娘が電話を代わったりして、終始楽しい雰囲気でした。 「いつものんびりしています」発言最後は義父が電話に出て実母と少し話していました。「ええ、今日遊びに来ていて」「よく来ますよ」などという会話に何気なく耳を傾けていると、驚きの発言がありました。義父がニコニコしながら「そうですね、いつもうちでのんびりしていますよ」と言ったのです。思わず心の中で「え!?」と義父のほうへ思い振り向くと、「それじゃあ」と言って電話は切られていました。とっさに頭の中に浮かんだのは、「人が集まるから来て」と頻繁に義実家から呼び出され、親戚が集まれば給仕係として、まだ小さい子どもをおんぶしながら手伝いをしたこともあったのに……という思いでした。 たまたま出た言葉?モヤモヤする…「そんなふうに思っていたんですか?」「義実家では気を使ってのんびりしたことなんてないですけど!」と義父に詰め寄りたい気持ちを抑え込んで、「実家へお中元ありがとうございました」となんとか笑顔を作って義両親にお礼を言いました。「いつものんびりしています」という義父の言葉。義父が本当にそう思っているのか、深い意味もなくたまたま出た言葉なのかは今となってはわかりません。けれど、頻繁に義実家の手伝いに来たり、いつも義両親に気を使って動いている私からすれば、一度ものんびりしたことはなく、非常にモヤモヤした気持ちが残りました 帰宅後、すぐに実母に電話し「お義父さんはああ言っていたけど、全然のんびりなんかしてないからね!」と訂正。実母は「わかってるよ」と笑いながら言ってくれました。義父にはもやもやが残りましたが、実母に愚痴を言えたことで少し心がすっきりしました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月08日息子が生後6カ月のとき、私はベビーフードを活用しながら離乳食をあげていました。しかし、実母と実姉は手作りこそ愛情、子どものためと思っているようで……。2人からの言葉に、自分の育児を否定されてしまったように感じたのです。 ベビーフード最高!息子が生後5カ月になってから離乳食をスタートさせました。当時は育児をしながらフリーランスで在宅仕事をしていた私。実家は遠方で義両親も共働きのため、誰にも頼ることができずワンオペ状態。そのため、離乳食は手作りすることもありますが、ベビーフードを活用しながら進めていました。 ごはんを食べる時間も、トイレも寝る時間も十分に確保できないママにとって、ベビーフードはなんて素晴らしい発明品なのだろうと当時の私は感動!息子もベビーフードをパクパク食べてくれていたことや、離乳食の本にもベビーフードを活用して良いと書いてあったため、これからも息子にベビーフードをあげるつもりでした。 手作り派の姉と母から言われた言葉息子を連れて実家に帰省した際、県外に嫁ぎ2児の母になった姉も帰ってきていました。母と姉に離乳食はどうしているのか聞かれ、ベビーフードを使っていると言うと心底びっくりされてしまいました。母は「ベビーフードはあまり使わないほうが良いよ。手作りが一番だよ」。姉も続けて「いつもの大人のごはんから味付け前に取り分けて、やわらかくすれば良いだけだよ? 〇〇(私)が思っているより簡単にできるよ」と手作りを私にすすめてくるのです。 私は離乳食の本にもベビーフードを活用しようと書いてあることなど伝えましたが、2人とも納得がいかない表情。私はこれ以上2人に何を言っても理解は得られないと思い、帰省中は母と姉の話に合わせてやり過ごしました。 義母からの贈り物に救われる母と姉からかけられた言葉によって、まるで自分の育児を否定されたような気持ちになりました。これからは離乳食をすべて手作りにしようかと思っていたとき、義母から思いがけないものをもらったのです。その日、義実家に遊びに行くと義母が「離乳食を作るの大変でしょ?」とトウモロコシのベビーフードを私にプレゼントしてくれました。 実家に帰省したときの出来事は、夫にも話していないため義母も知らないはず。あまりにもタイミングが良くて驚きましたが、義母からのプレゼントのおかげで自分の育児にまた自信が持てたのです。ベビーフードをたくさん活用して育った息子は現在1歳6カ月に。大きな病気もせず、元気いっぱいに育ってくれています。 今思い返すと、母と姉は息子のためを思って言ってくれたのだと思います。とは言っても、子育てをしている本人が子どもや家庭の状況に合わせて、手作りかベビーフードを活用するかを選択するわけで、そこに対して自分の価値観を押し付けるのは違うように感じました。これを反面教師にして、私も何気ない自分の言動に気をつけようと心に留めた体験でした。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月07日4歳の娘、1歳の息子の育児でバタバタな毎日を送っている私。夫は育児も家事もしてくれますが、ほぼお手伝いポジションです。それでも日々忙しく働いている夫に感謝し、「やってくれるだけマシ」と考えていたのですが、ある日、夫の勘違い発言に驚かされることに……。 夫がいるのにワンオペ状態日頃から私と過ごす時間が大半を占める子どもたちは、どうしてもママっ子です。その場に夫がいても「ママがいい!」と言うことが多く、夫が相手をしようとしても嫌がったり泣いてしまったり……。そのため、休日に夫が同じ空間にいても、私はワンオペ状態。私から離れない子どもたちの相手をしながら、なんとか家事をこなしています。 最初のころは夫も試行錯誤しながら子どもの気を引こうと頑張っていましたが、今は仕事で疲れていることも多い日々。私の状況が切羽詰まってくると、夫が仕方なくスマホで動画を流して、子どもたちを引き受けるといった状態でした。 「もう少し子どもに関わって」とお願いしたら……ほぼ動画を通してでしか子どもたちと向き合わない夫に対し、「このままではどんどん子どもたちの心から夫が離れていく。悪循環になってしまう……」と感じた私。子どもたちが寝た後、夫にお願いをしました。 「疲れているのはわかるけれど、もっと積極的に子どもに関わってよ。このままじゃどんどん子どもたちがパパから離れて行っちゃう」と伝えました。すると夫は「でもさ、正直俺必要? 子どものことも、家のこともお前だけでできてるじゃん」と不満げ。そして聞き逃せない言葉を発しました。 「シングルの人はフルで働いて、家事も子育ても全部ひとりでやってるんだよ。お前は在宅でちょっと働いて、俺の手伝いもあって、十分ありがたいだろ」と言ったのです。 耳を疑う夫の発言…そして反論!「シングルの人は全部ひとりでやっているんだから、俺の手伝いがあるお前はありがたい」という夫の発言。耳を疑い、すぐに言い返しました。「そうだね、シングルファザーはフルで働いて、育児も家事もひとりでしてますもんね」と言い、夫を見つめました。 夫は「あ、うん……」と言葉を濁すので、「うちはね、シングルマザーでもシングルファザーでもない。そこの比較は必要? いらないよね」と続けました。そして「今はうちの家族の話をしています。あなたが子どもとこれからどう関わるかの話です」と強く言うと、夫は「うん……」と最初の勢いはどこへやら。 そのあとはしっかりと「わが家の問題」として夫と話し合いができ、夫の子どもへの関わり方も少し改善されたように感じています。 夫は疲れたときすぐに自分を優先して、子どもや家族のことを後回しにします。今までは「仕事で疲れているので、仕方がない」と思っていました。けれど「毎日疲れながら、仕事や家事、育児をしている私は?」と思うようになり、今はその都度きちんと言葉にして、夫へ伝えるようにしています。著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年06月06日夫の友人が、息子誕生のお祝いを持って遊びに来てくれました。友人のお姉さんがちょうど最近出産を終えたばかりだったようで、お姉さんと私の陣痛時間を比較するような発言をされてモヤモヤ……。悪気なく言ったのだろうし、夫の友人なので反論もできませんでした。そのとき、夫の反応は……? わが家は立ち会い出産私が息子を出産したとき、夫の希望で分娩に立ち会ってくれました。破水から始まったお産で、自然に陣痛がきてからは2時間弱で息子が生まれたため、時間こそ短かったものの、陣痛に耐える私の姿に夫はかなり心配になったようでした。 無事息子が生まれた瞬間に、夫は感動の涙を流していたほどです。病院で別れて自宅に帰ってからも「本当に大変な思いをして生んでくれてありがとう」と、夫から何度もスマホにメッセージが届きました。 「ラクでよかったですね!」にモヤモヤ息子の生後1カ月健診も無事に終わり、夫の高校時代からの友人がお祝いを持って遊びにきてくれました。 夫の友人は、ちょうど最近自分のお姉さんが子どもを出産したばかりとのこと。「姉は陣痛がきてから1日半かかったみたいで、めちゃくちゃ大変そうでしたよ。どのくらいで生まれたんですか?」と聞いてきたので、「それは大変でしたね。うちは破水からで、陣痛がきてからは2時間くらいでした」と答えると、「早っ! ラクなお産でよかったですねー」と言われ、その言葉に私はモヤモヤ……。 夫の反論にスカッと!私が笑って受け流そうとしていると、すかさず夫が反論。「いや、陣痛時間短いと痛みが一気にくるみたいだから、すっごい大変そうだったよ!」と、友人に返してくれたのです。 友人は「そういうものなのかー。どっちにしても大変だ……」と言っていて、陣痛の時間の話はそこで終わりました。友人が帰宅したあと、改めて感謝の言葉を私から夫に伝えるのは照れくさかったので、その日の夕食は腕によりをかけて、夫の好物をたくさん作りました。 夫の友人は、まったく悪気なく「ラクなお産」と言ったのでしょうが、そのひと言に私は「陣痛時間が短い=ラクなお産ではないのに……」とモヤモヤしてしまいました。夫の友人だし、わざわざ息子の出産祝を持ってきてくれた、という状況だったので私は反論するつもりはありませんでした。しかし立ち会い出産をした夫が、私の陣痛のつらさをわかってくれていたことがうれしかったです。著者:吉川 みきな2008年生まれの女の子と2018年生まれ、2022年生まれの男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月30日私と義母は家事や育児のことで時折衝突することがあり、決して良好な関係ではありませんでした。第2子である長男を出産する際、義母が「あなたの入院中は、私に家事や育児を任せて!」と言っており、夫も義母に来てもらえると助かるとのこと。悩み抜いた末、私の入院中は義母に自宅へ来てもらい、3歳の娘のお世話と家事などをお任せすることにしたのですが……。 家具や電化製品の配置が変わっている!?出産を終え長男と退院したあと、数日ぶりのわが家へ。入った瞬間、私はすぐに「いつもと違う」と感じました。私の留守中、夫だけであれば洗濯物で溢れているであろう洗面所はきれいな状態で、洗濯物はきちんと外に干してあり、床にはチリひとつありません。その時点では、入院中、義母に来てもらってよかった! と私は思ったのですが……。 辺りを見渡すとテーブルや棚、炊飯器やポットなど、さまざまな家具や電化製品の位置が変わっていたのです。 匂いが違う! 洗剤も総入れ替えしている!?そして、わが家の匂いが変わっていることにも気づきました。なんと、自宅で使用しているありとあらゆる洗剤がすべて変わっていたのです。 私の様子を見ていた義母は「あなたの家の洗剤の匂いがどうしても苦手で、洗剤を全部変えちゃったの。ごめんね!」と笑顔で言われました。さらに、「家具も、こっちの位置のほうが使いやすいとずっと思っていたのよ。変えられてスッキリしたわ」と……。 近くにいた夫は「母さんが買ってくれた洗剤のほうがいい匂いだぞ? これからもこの洗剤にしようよ」と言うのです。 私の気持ちを知った義母の言い分は?私は夫に「勝手にいろいろなものを変えるなんてショックだよ。せめてひと言言ってほしかった」と伝えました。夫も「母さんも少しやり過ぎたな。母さんに言っておくよ」と言ってくれたのですが……。翌日、義母から「息子から聞いたわ。ごめんなさいね。少しでもあなたたちが快適に過ごせるようにと思っただけなの。それが不快に思われるなんて、思ってもみなかった」としおらしく言われました。 しかし続けて、「でもね、あなたももう少し快適に過ごせるように考えたほうがいいわよ。こんな環境だったら、息子も孫たちもかわいそうよ!」と強く言われたのです……。 私は義母の言葉に何も言い返すことはできませんでした。たしかに私の家事力は義母には及ばないでしょう。それは自覚しています。義母に言われた言葉はショックでしたが、産後の疲れを癒やしたあとは、家族のために家事が行き届くよう頑張りたいと思っています。そして、私の入院中に子どものお世話や家事をしてくれた義母には、改めて感謝の言葉をしっかり伝えたいと思います。著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月29日念願の中古住宅を購入し、新生活にワクワクしていたわが家。向かいに住んでいる奥さんはとてもやさしい人で一安心。と思いきや、事あるごとにわが家のインターホンを鳴らしてくる、少々おせっかいな人でした! 毎日家を監視されているみたいでモヤモヤしていた私はついに……。 お向かいの奥さんがやさしくて一安心娘が生後10カ月のころ、中古住宅を購入し、わが家は静かな住宅街に引っ越しをしました。ちょうどわが家の向かいに住んでいるひとり暮らしの女性が、まだ赤ちゃんだった娘を見て、「かわいいね、これからよろしくね」と言ってくれて、私は一安心。新しい場所での新生活にワクワクしていました。ある日、洗濯物を外に干してから、昼寝している娘を横にベッドでゴロゴロしていると、家のインターホンが鳴りました。慌てて出ると、向かいに住んでいる奥さんが「雨降ってきたよ」と教えてくれました。 行き過ぎたおせっかいにモヤモヤ…私は「ありがとうございます」と伝え、急いで洗濯物を取り込みました。また別の日、突然家のインターホンが鳴り、ドアを開けるとお向かいの奥さんが「玄関の電気がずっと点いているから電気代がもったいないよ」と教えてくれました。 教えてくれるのはありがたいけれど、事あるごとにインターホンを鳴らされる私はモヤモヤ……。昼寝している娘や、夜勤明けで寝ている夫もいるので、やめてほしいと感じるようになりました。 お向かいさんに家を監視されている気分また、わが家の前に停まっている車を見て、奥さんから「旦那さん、今日も夜勤大変だねぇ、頑張れ」と言われ、私は毎日家を監視されているようで不快な気分になっていきました。さらに、別の日に洗濯物を干そうとしていると、家から奥さんが出てきて、「今日は黄砂が飛んでくるからやめたほうがいいよ」と言われましたが、私は「はぁ」とため息。正直、もう我慢の限界でした。 それから私は、奥さんから何か言われても素っ気ない態度を取るように。そのせいか、家のインターホンが鳴ることはなくなったのです。 今回の経験で、ご近所さんとはほどほどの距離感で付き合うことが大切だと感じました。私は現在、向かいの奥さんに会ってもあいさつ程度しか話しませんが、3歳になった娘はいつも楽しそうに世間話をしています。ご近所さんを見かけたらあいさつは基本ですが、相手のプライベートを深く詮索しないように心がけ、じょうずに人付き合いができるようになりたいです。 著者:渡邊なつ2歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月26日夫と結婚してすぐの出来事です。ある日、夕飯のデザートに、皮をむかずにくし切りに切っただけのオレンジを出しました。すると夫の顔色が変わったのです。「切っただけのオレンジなんて食べたことがない! 母さんは皮をむき種も取ってくれる! こんなものは食べられない! ショックだ!」と言い激怒。私は夫の発言に驚きあぜんとしてしまいました。 夫婦の育った環境の違い!?私は今度から皮や種を取ると夫に話すと「そうだろ? 取るのは当たり前だ」と言われました。私の実家では、いつもくし切りにされたオレンジが出され、自分で皮や種を取って食べていたことを話すと「ありえない! 普通は取るんだから、非常識なことはするな」と言うのです。 私は夫に「言い方が少しきついよ? 各家庭で考え方が多少違うことはあると思うから、否定するような言い方はしないで」と言うと、「そんなことぐらいで怒るな。俺は当たり前のことを言っただけ。おかしいのはそっちの実家だろ?」と笑われました。 夫が家事のあら探しをしてくる!これ以上話しても喧嘩になるだけだと思い、その日は何も言いませんでした。夫の心ない言葉にショックを隠しきれなかった私ですが、今後、夫と口喧嘩に発展しないために、良い妻になろうと決心したのです。 そのため、掃除や料理などの家事を1日かけて必死でこなしました。しかし、仕事から帰宅した夫の口から「今日って部屋の掃除したの?」という言葉が……。「棚の上にほこりがあるぞ。掃除してるって言える?」と怪訝そうに言われたのです。 次々出てくる心ない言葉たち…「おまえは料理もできなきゃ掃除もできないんだな」「母さんに全部イチから教えてもらえよ」と夫から笑いながら言われました。 「こんなに何もできなきゃ、母さんからあきれられると思うけどね!」という夫の言葉に、私は悔しくて泣きながら「私なりに慣れない家事を頑張ってやってるの! お義母さんと比べるのはもうやめてよ! そんなにお義母さんがいいなら実家に帰れば!?」と反論。夫は驚き、「そんなことぐらいで泣くなよ。冗談だよ!」と焦っていました。 あれから夫は、私の家事について義母と比べることはしなくなりました。結婚して間もなくのころで、夫について知らないことが多くあると感じた一件です。夫からすれば大したことない言葉だったかもしれませんが、私はとても傷つきました。これからもっと夫のことを知っていき、そして夫婦の価値観の違いを少しずつ埋めていこうと思いました。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月24日細かいことを気にしない大ざっぱな義母。例えば、私たちが遊びに来るからと言って掃除をする、といったことはありません。それが気になる時期もありましたが、私も年齢を重ね、「何かと細かい義母よりラクでいいか」と思えるようになっていました。しかし、「いいか」とは思えない、義母にヒヤッとさせられる事件が起きたのです。 義母のまさかの行動にヒヤリ!ある日、家族で義実家へ遊びに行ったときのこと。当時、長女は9歳、次女は1歳3カ月でした。 「みんなで少しお茶にしようか」と、義母が用意してくれていた和菓子を食べることに。みたらし団子やいちご大福があり、次女にはまだ早いので、あらかじめ持ってきた幼児向けのおやつを食べさせようと、私は荷物を取りに行きました。 すると、「あかんあかん!」と言う長女の声が。何事かとみんながいるほうを見てみると、義母が次女にみたらし団子を食べさせようとしていたのです。 私は心の中で「1歳3カ月にお団子は危険でしょ。なんならタレも味が濃いから気になる。長女ナイス!」と思いながら、「そうやね~。おいしそうやけど、ちょっとまだ早いかなぁ」と義母に言うと、「そう? でも、すごく欲しそうな顔してるよ」との返答。 「いやいや、欲しそうな顔をしていたら何でもあげるの!?」と言いたいのをこらえて、「とりあえず次女にはこのお菓子を食べといてもらおうかな」と幼児向けのおやつを義母に渡すと、「次女ちゃんもお団子食べたかったねぇ~」と少し不満そうでした。モヤモヤしたものの、何とか回避できて安心した私。隣にいた夫も「おかん、それはないわ~」と言っていたので、夫婦の感覚が同じことに救われた気もしました。 この一件以来、義母は次女に食べさせる前に、「これはもうあげていいの?」と私に聞いてくれるようになりました。おそらくこの出来事で一番ヒヤッとしたのは、最初に義母がみたらし団子を次女に食べさせようとしているのを見つけた長女でしょう。あのとき、真っ先に義母を止めてくれた長女に感謝です。 ※団子などの噛みちぎりにくい食べ物は、3歳以降を目安に、お子さんの発達状況に応じて与える時期を検討してください。また、団子に限らず、赤ちゃんに球形の食材(プチトマト、ぶどう、ウズラの卵、丸いチーズなど)を与える際は、窒息や誤嚥を防ぐために1/4程度に小さくカットして食べさせるようにしましょう。著者:石井ゆうき監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月23日現在5歳になる娘は私のことを「ママ」と呼びます。これはこども園に通っているうちにお友だちがママと呼んでいることに影響されたためで、もともとは「お母さん」と呼んでいました。当時、この「お母さん」と呼ばせることについて、まさか義母から「待った」がかかるとは思いもしませんでした。 お父さん、お母さんと呼ばれたい私たち私たち夫婦は娘が生まれる前から、「お父さん、お母さんって呼ばせよう」と言っていました。そして娘が1歳前になったとき、義実家へみんなで訪問。そこで何気なく義母が「ママのところにハイハイしてごらん!」と言うので、「あ、うちはパパ、ママじゃなくてお父さん、お母さんって呼ばせようと思っているんです」と伝えました。 実はこれまでも義実家で私たち自身は「お父さんだよ~」などと自分たちのことを言っていたのですが、義母はそれを聞いているはずなのに「パパ、ママ」と呼んでいました。そのため、「しっかり伝えておいたほうが良いのかな?」と思い、きちんと言葉にして義母に伝えたのですが……。 「お母さんって呼ばせないで」と言う義母義母はそれを聞いて「お母さんって呼ばせるのはやめて。パパ、ママって呼んでる子が多いんだからそれでいいじゃない」と言うのです。まさか呼ばせ方を否定されるとは思っていなかった私たち。 「いや、みんながどうかわからないですが、うちはお父さん、お母さんと呼ばせたいなと思っているんです」と言いましたが、義母は納得しません。何を言っても「ダメ」しか言わないので「どうしてですか?」と聞くと、意外な理由が返ってきました。 義母のお母さんは1人だけ「お母さんって呼ぶのは私のお母さん(義母の母)だけがいいの」と言う義母。義母の家族は非常に仲良しで、とにかく絆が強かったのだそう。そのせいなのか、義母のなかでは「お母さん=義母の母」で、「お母さん」という呼び方は自分の母親だけであってほしいようでした。 すでに亡くなっている義母の母。義母の言い分はわがままなようにも見えましたが、私にはわからない家族の絆を理由にされてしまうと何とも言い難く、「私たちが折れるしかないのかな……」と思い、その日は保留にして帰宅しました。 翌日、義母からびっくりの電話次の日、義母から電話が来て「やっぱりお父さん、お母さんって呼ばせていいわ!」と開口一番に言われました。 「昨日の今日で何事だ!?」と思いながら、「どうしたんですか?」と聞くと、どうやら友人のお孫さんが「おとしゃん、おかしゃん」と呼んでいるのを聞いたら、それがかわいくて仕方なかったのだそう。それを聞いて「昨日のは何だったんだ……」と思わずうなだれてしまいました。 結局わが家の親の呼ばせ方は「お父さん、お母さん」で落ち着きました。義母のリクエストには振り回されましたが、最終的に自分たちの希望通りになって満足しています。言葉の発達の途中で、念願の「おとしゃん、おかしゃん」も聞けて、義母はメロメロになっていました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月22日長女がまだ生後3カ月のとき、私は孤育て真っただ中でした。自分の地元ではなく知り合いのいない土地で、夫は仕事で忙しい日々。家の中でただひとり、話のできない赤ちゃんと過ごす毎日の中で、夫に言われた言葉が忘れられません。 私も夫も休みがない日々当時の夫は、平日は朝早く出社し、帰宅は夜遅く、休日出勤も当たり前。丸1日休みになるのは月に1度ほどしかなく、いつもぐったり疲れていたので、「休みの日くらい寝かせてあげよう」と思い育児について頼ることができませんでした。そのため私は馴染みのない土地で、まさに“孤育て”の状態に。 心休まる日がなく、子どもが夜頻繁に起きることもあり、心身ともに消耗していました。夫婦ともに毎日疲れ切っていて、家の中の雰囲気は常にどんより。会話も最小限で業務報告ばかりでした。夫も子どものことを気にかける余裕がなく、私も夫のことを思いやる余裕がなかったのです。 思い切って気持ちをぶつけるだからこそ否定的な言葉やネガティブな言葉をかけることは避けていたのですが、ある日、溜まりに溜まったストレスで「このままじゃおかしくなってしまう!」と思った私。どうしても夫に話を聞いてほしくなり、帰宅後の夫を呼び止めました。 「ずっと家にいるのがつらい」「大人と話せないのがつらい」と、そのときの気持ちを溢れるままにぶつけている間、夫は疲れていたのか、ぶすっとした表情のまま黙っているだけでした。 夫の言葉に撃沈したけれど私が話し終わった後、夫は「はぁー」と長くため息をつき、「前は家にいるのが好きだって言ってたよね。嫌なら好きに出かければ?」と言いました。夫の冷たい言葉を聞いてがくぜんとした私。今の私の現状をちっとも見てくれていない夫の態度に、とても傷つき涙が溢れました。 けれど冷静になって考えれば、夫が疲れ切っているタイミングに話をしたことも良くなかったかなと反省。また、「出かければ」と言われたことで、「確かに自分から子どもを連れて遊びに行ける場所を探していなかったかもしれない」と思い、地域の子育て支援について調べ始めるきっかけになりました。 夫婦のどちらにも余裕がなく、この日から数日は夫と口をききませんでした。ただ、数日後には夫も「あのときは言い方が良くなかった、ごめん」と謝罪。夫に受け入れられず悲しい気持ちになった一方で、自分の視野が狭くなっていたことに気づくきっかけにもなりました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月18日私たち夫婦の家と義実家は、車で1時間の距離にあります。夫は独身のころから義母との親子関係は良好で、困ったことがあるとまず義母に相談をします。結婚後も夫は義母と頻繁に電話をするほど。夫は私よりも義母の意見を大切にしており、私は寂しいと感じモヤモヤとした気持ちを抱えていたのです。そんな中、私に対する義母の本音を知り、衝撃を受ける出来事が起きました。 義実家への頻繁な宿泊がつらい義母が「義実家に泊まりに来てほしい」と夫に頼めば、どんなに仕事が忙しく寝不足でも夫は義母に会いに行きます。義母が遊びに来てほしいと頼んでくるのは月に4回ほど。そして、夫が義母に会いに行くときは必ず私を連れて行きます。 なぜなら嫁である私を連れていかないと、ご近所から変なふうに思われてしまうのは困るという義母の意向があるからです。共働きである私たちにとって、夫婦揃っての休日は貴重なのに……と私は思っていました。 義母からの衝撃的な言葉休日に夫と2人で過ごしたいと思っていた私は、夫に自分の気持ちを打ち明けました。夫は、私の気持ちを受け止めてくれたものの、義母の気持ちも大切にしたいとのこと。私たち夫婦は話し合いの結果、休日は夫婦で過ごす時間をもう少し持ちたいと義母に話すことにしたのです。 しかし、いざ義母に話すと、義母は形相を変えて「息子は私の言うことは何でも聞いてくれたのに、あんたが嫁に来てから息子は変わった!!」と怒りを私にぶつけてきたのです。 止まらない私への暴言「あなたが来てから、私の言うことを聞いてくれない! 本当にあなたはわがまま! あなたなんて、私の息子じゃないともらってくれるところなんてなかったわよ! 私の息子だから結婚できたのよ!? わかってる!?」と義母から言われました。 私は言葉を失い、何と返したらよいのかわかりませんでした。それは夫も同じだったようで、義母に驚き何も言えずにいました。義母は言いたいことが言えてすっきりしたのか、それからは何もなかったかのように過ごしていました。 あれから義実家への宿泊は月に2回ほどになり、以前より少なくなったので夫婦の時間は増えたと思います。しかし、今回のことで義母とどうすれば良好な関係を築けるのか悩みました。私が自分の意見を言うことで、義母と衝突する原因になるかもしれません。しかし、嫁と姑は長い年月をかけて関係を築いていくものだと思っています。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月15日私がよく行くショッピングセンターには無料で使用できるロッカーがあるのですが、荷物を入れていたところ、突然「ちょっとどいて」と声をかけられました。荷物を出すだけなのかなと思って少し退いたのですが……。 ロッカーに荷物を入れようとしていたら…先日、3歳と1歳の娘を連れてショッピングセンターに行きました。そのショッピングセンターには100円を入れると返却時に100円が返ってくるコインロッカーがあるので、自転車用のヘルメットとウエストポーチを預けることにしました。 休日ということもあり、ロッカーはほとんど使用済み。一番下の段に1つだけ空きがあったので、そこに荷物を入れることにしました。 「ちょっとどいて」と現れた女性2人組荷物をロッカーに入れて、リュックの中の財布から100円玉を出そうとしていたときです。60代くらいの女性2人組に「ちょっとどいて」と声をかけられました。ロッカーの荷物を出すのかな?と思い、私と長女は少し後退。 女性は上段のロッカーを開けて、その中の荷物をゴソゴソし始めます。次女は先ほど私が荷物を入れたロッカーの扉の前にいたままだったので、女性の足がぶつかって尻もちをついてしまいました。 そのことに物申す間もなく、もう一人の女性が次女の間に割り込み、「このロッカー、使っていい?」と、私が今から使おうとしていたロッカーを開けて私の荷物を外に出し、無理やり荷物を入れようとするのです。 まさかの行動に、「え!?」と思い「これから使うところです」と伝えると、女性は「フン」と何事もなかったかのように自分の荷物を取り出しました。 先ほど上段のロッカーを開けていた女性はずっと荷物をゴソゴソしていて動く気配がなく、いつ終わるかわからなかったので、「失礼します」と女性の足元の隙間からお金を入れてその場を離れました。 割り込んだ女性2人組の強引さに圧倒されてしまい、あぜんとして何も言えなかったことが悔しかったです。しかし、このことがあってからポケットに小銭入れを入れて、必要なときにはすぐお金を取り出せるようにしました。育児中の行動の短縮につながっています。 著者:堀川京香イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月14日ある休日、現在4歳の娘と生後8カ月の息子と私の3人で近くの公園に遊びに行っていました。そのとき、せっかくだからと親子3人でお揃いコーデをすることに。最近オシャレに目覚めた娘もお揃いコーデにご機嫌で遊んでいたのですが……。 義実家へ寄り道お揃いコーデは、下がジーンズにグレーのトップス、そしてそれぞれ違う色のニット帽という恰好。公園ではお友だちに「お揃いかわいいね!」など言われて娘もお揃いコーデがとても気に入ったようでした。 その公園遊び中に義母から連絡があり、渡したい物があるから家に寄るようにとのこと。そのため公園から帰宅する途中、義実家に寄ると義母も「まあまあ、みんな一緒の洋服でかわいいこと!」と、「かわいい!」を何度も言い、子どもたちの写真を撮っていました。 後日、義母とおでかけの日その後すぐ義母とおでかけをする予定があり、その際に義母から「この間のお揃いの服がかわいかったから、あの格好できて」との連絡がありました。娘に、「ばあばがお揃いの服また見たいって」と言うと「いいよ!」と娘もルンルン。義母の要望通り、公園の日と同じお揃いのコーデで向かいました。 そして義実家に着き、出迎えてくれた義母の格好を見て、私は言葉を失いました。玄関に出てきた義母は、私たちのコーデと同じような格好をしているのです! 私たちが何を言うよりも先に義母は「ばあばもお揃いにしちゃった♪」とのこと。普段の義母とは違う若作りな格好に私は何も言えずにいましたが、娘は「ばあばもお揃いだ!」と目をキラキラさせていました。 義母とお揃いは正直嫌だった…その日は義母+わが家の家族4人でおでかけ。夫以外はみんなお揃いの服です。出かけた先は近くのレジャースポットで、義母の知り合いに数人会い、そのたびに「みんなお揃いでかわいいわね」などと言われ義母は、「年甲斐もなくこんな格好しちゃった~」と言いつつも「もっと言って」と言わんばかりの満面の笑みでした。 義母と娘たちがお揃いの服を着るのはまったく問題ありません。しかし正直、嫁である私は義母とお揃いをするほど仲が良いわけではなく……。絶対に嫌だ!と言うわけではありませんが、私たちの親子に割って入られたような、義母とのお揃いが恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになりました。 義母は「孫とお揃いの服」という点にうれしさを感じていたようで、その延長に嫁である私とも同じ服になるということまではあまり考えていなかったようでした。夫には「なんかごめん」と言われ、モヤモヤとやり場のない複雑な気持ちに苛まれた日になりました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年05月06日3人目の産後は、上の子たちの世話や家事は同居していた義母がしてくれるということで、自宅で過ごすことにした私。朝晩は食事を用意してくれましたが、「お昼はカップラーメン食べて」と出かける義母との感覚の違いに驚いた体験談です。 3人目の産後は自宅で過ごすことに上の子2人の出産時は実家に帰り、実母が産後の私を気づかい栄養のある食事を3食作ってくれました。そして、産後の1カ月健診が終わるまで実家にいて、その後自宅に帰りました。 3人目の産後は義父母と同居したこともあり、義母が産後の家事をしてくれるという話になったので、退院後は自宅で過ごすことに。産後の自分の体調に不安はありましたが、上の子2人の学校もあったため、子どもたちのことを考えるとそうせざるをえない状況でした。 帝王切開手術後の家事は難しい産前はほぼ私が家事をおこなっていたのですが、3人目の出産は初めての帝王切開手術だったので、思うように体が動かせませんでした。そのため義母が家事をしてくれて助かっていましたが、昼食だけなぜか作らないというスタイル。「カップラーメン食べてね!」と出かけてしまうのです。 ちょうど義父が入院中で、義母がお見舞いに行っていることは知っていましたが、病院には着替えを渡しに行く程度で、その後は自分の時間だからと遊びに行っているようでした。夫が義母に何をしているのか聞くと、「自分もストレスを発散させる時間が必要だから。家事はきちんとやっているから問題ないでしょう」と言ったのです。 夫が昼食作りを頑張ってくれて…退院から10日後、ちょうど上の子たちも夏休みに入り、昼食が必要になりました。それでも義母は昼食を用意することはなく、朝食が終わると身支度をして外出し、夕方まで帰ってきません。自分で家事ができたらサッと作るのですが、術後でもあり、生まれた子の世話だけて精いっぱいです。自分が動けない悔しさと、価値観の違う義母への感情で涙が溢れました。 上の子たちのこともありますし、カップラーメンでは……と夫に相談しました。すると、夫は仕事が夜勤で昼間は動けたので寝る時間をけずって買い物をし、昼食を作ってくれました。それを知った義母は、「家族のために息子がやるのは当然! 昼間は自分も用事があるから」と言ったのです。「産後の家事は義母に任せて」という話ではいつの間にかなくなっていました。 3人目を妊娠してからの同居だったので、上の子どもたちを自宅に残して実家に帰ることもできず、義母の行動にただただ驚いた産後でした。今は考え方の違いから義父母とは別居して程よい距離感で付き合い、穏やかな生活を楽しんでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月28日夫とは出会って10年、結婚して2年。息子が生まれて半年。夫婦関係は問題なく、大好きな夫と愛する息子に囲まれ、幸せいっぱいの日々でした。そんなある日、夫からメッセージの誤送信が。胸が張り裂けそうな悲しみと苦しみの日々が始まりました……。 夫からメッセージの誤送信夫が休みの日のことでした。私はいつも通り仕事が終わり、夫に帰る連絡を入れると、あと少しで家に着くところで夫からメッセージが届きました。その内容は、「あと少しで嫁が帰ってくるから連絡できなくなる。また明日ね」といった誤送信だったのです。 そのメッセージを見たとき、心臓が急加速しました。すぐに、これはどういうことなのか夫に連絡したところ、「これは違うんだ」の一点張りでした。 夫の裏切りを知り、溢れる涙…モヤモヤしながら家に入ると、負のオーラを全身に漂わせて壁にもたれながら座っている夫の姿。そして「ごめん」と呟きました。私は一気に涙が溢れ出し、胸が張り裂けそうになり、裏切られた失望感でいっぱいになりました。 夫から、「職場の人で、もう連絡も取らない」と当たり前のことを当たり前に言われ、私は「職場の人なら毎日会うのに、関係を絶つなんて無理に決まってる」と思いながらも、反論する余裕がなく会話は終わりました。夫と出会って10年。大きな喧嘩もなく本当に仲が良く、友だちからもうらやましがられていました。友だちや家族にも相談することができず、ただただ悲しくて、1カ月は夫に触れることもなく、交わす会話も必要最低限でした。 意を決して話し合うことに日々、時間だけが過ぎていき、「このままではダメ」になると思い、もう一度夫婦で話し合うことに。相手との関係や、相手の年齢、未婚か否か、いつから、どんなきっかけで不貞が始まったのか……本当なら聞きたくも知りたくもないことを聞くのがとてもつらかったです。申し訳なさそうに、「相手は1年前に入社してきて、同い年ということから連絡先を交換したのがきっかけで、不貞関係が始まった。現在は婚約者との子どもを妊娠中なんだ」と答えた夫。 あぜんとした私は、相手は私に知られてどう感じているのかを尋ねると、「『奥さん、なんて言ってた?』と言っている」とのこと。私はそれを聞いたときに相手の神経を疑いました。 再スタートを決意不貞が始まった1年前というと、私が夫からプロポーズされて入籍を控えていた時期。夫と不貞相手は、お互いに婚約者がいることを知っていたのです。 夫も夫ですが、相手に対しても、これから結婚・出産する人のすることとは思えませんでした。あまりにも衝撃的で、私はあきれて言葉が出てこず、しばらく無言が続きました。 しばらくして夫から、「これからの生活に家族がいないのは想像できない。家族といたい。傷つけてしまったことは本当に申し訳なかった。もう一度チャンスがほしい」と言われ、すぐに返事はできませんでしたが、結局、再出発することに。 別居か離婚という選択技もありましたが、生後6カ月の息子を思うと簡単にはできず、私自身も夫のことが大好きだったため、余計に決断することができませんでした。息子と私自身のためにも自分が変わらないといけない、と言い聞かせて前に進むことにしたのです。3カ月後、相手は結婚を機に退職したそうです。3カ月間は不安でいっぱいで、連絡を取りあっていないかを毎日のように夫に聞いていました。不安はなくなるわけでもなく、「いつか、また……あるんじゃないか」と不安を抱えたまま毎日を過ごしています。 友だちや家族にも相談ができず、ひとりで抱え込むのは精神的にもいっぱいいっぱいでした。今も夫を見るたびに思い出し、涙が出ます。それでも時間は過ぎていき、息子と過ごし成長を見るうちに、モヤモヤしていた気持ちが少しずつ心の中から消えていきました。 著者:山野みかイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月27日私たち夫婦が家を建てる際にあったトラブルをご紹介します。理不尽なご近所さんの言い分に何度も謝罪を重ねましたが、まさか最後にスカッとする出来事が起こるとは……。 毎日文句を言いにくる近隣の方わが家は、家を建てる前はマンションに住んでいましたが、そこから車で1時間半かかる場所に新居を建てていたため、毎週土曜日にしか建設中の様子を見に行けませんでした。そのたびに家から出て文句を言いにくる近隣の男性。 もちろん建設中の騒音などでご迷惑をかけることもあるので、前もってごあいさつに行っていたのですが、私たちが行く土曜日だけでなく毎日わが家の土地にきては、工務店の方に「うるさいから、直ちに工事を中止しろ!」、「砂埃がとても迷惑だ!」と苦情を言っていたようです。 理不尽な言い分にも謝罪わが家が新居を建てていることもあり、ご近所の方に騒音や砂埃などのご迷惑をかけていることには間違いありません。ですので、近所の方に会うたびにごあいさつと謝罪をしていました。しかし文句を言う男性だけは日に日にヒートアップし、騒音のことだけでなく、私たち夫婦の身なりについても文句を言われるようになりました。 男性の理不尽さに私たちは飽き飽きしていましたが、「これでまだ苦情が続くなら一切関わらないようにする」と覚悟を決めて、ご自宅へ茶菓子を持ち謝罪に行きました。 救世主登場でスッキリその次の土曜日、建設中のわが家に着くと知らない女性が。すると急に深々と頭を下げられて驚きましたが、文句を言ってきていた男性の奥さんでした。しっかりとした奥さんが私たち夫婦に謝罪してくださりました。 ご主人が毎日文句を言いに行っていることは知らなかったそうですが、茶菓子が置いてあることに気づき、誰からもらったのか聞くタイミングで、これまでのことをご主人から聞いたそうで、謝罪に来てくださったようです。その後、改めて2人揃って謝罪に来てくださり、それから家が建つまで文句は言われなくなりました。 新築でワクワクしていたいのに、当初は不安や怒りが勝っていました。しかし今後長い付き合いになるため、どこかで最悪の状況に区切りをつけて割り切らなければ! と思いました。謝罪や私たちの言い分をじょうずに伝え続け、まさかの救世主のおかげもあり、今では外で会うたびにお互い気持ちよくあいさつできる関係になりました。 著者:平山 光3歳と5歳の姉妹のママ。約1年の不妊治療を経て、無事第1子の妊娠が発覚。第2子は自然妊娠で授かる。アトピー症状のある第2子をきっかけに、自然食や自然治療法を勉強中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月26日独身時代は、毎日のように外に飲みに行くのも気になりませんでした。子どもが生まれる前から外によく飲みに行く夫でしたが、まさか子どもが風邪をひいているときまで飲みに行くとは思っていなかったです。それには夫との考え方に違いがありました。 子どもより飲み会を優先する夫子どもが生後6カ月のころ突発性発疹になって高熱が続いており、ずっと泣いているし、嘔吐もしていました。私は子どもにずっとつきっきりでごはんも食べられなかったため、夫に仕事終わりに何かごはんを買ってきてほしいと連絡すると、返ってきた返事が「飲み会行ってきていい?」でした。 びっくりして何も言い返せませんでした。ごはんだけ欲しければ、デリバリーを利用すればいいと思っていたのでしょうか。結局何も買ってきてくれなかったため、ごはんも食べることができませんでした。 夫の周りの人も配慮なし?夫の友だちも同僚も小さな子どもがいる人が多いのですが、子どもが風邪をひいているなら早めに家に帰ってあげて、などと言う人はいなかったようです。母親が家にいるなら、看病は母親がすればいいと思っているのでしょうか。 まず、そんなに他人の家のことに関心を持っていないかもしれません。もし夫が子どもが風邪をひいていることを言ったとしても、他の人は他人の家の事情を気にしないかもしれません。実際私も働いていたときは、周りの家庭のことは気にしていなかったと思います。 話し合いしたけれど……その後、夫婦で話し合うことに……。夫の意見は、「大人が1人ついていれば看病はできる。だから飲みに行ってもいいと思う」でした。私は、「看病は体力を使うから2人いたら心強い」と伝えました。 話し合いは結論づけることができず、数日間、無言で過ごす日々。結局私が折れて、飲み会に行っていいことになりました。考えた結果、飲み会に行けずイヤイヤ家に帰ってくる夫を見ていてもストレスが溜まってしまうと思ったのです。過度な期待をせず、できる限りのことは私がしようと決めたら気持ちがラクになりました。 話し合い後から、子どもが体調を崩したときは私がひとりで看病していますが、ストレスなくできています。子どもが体調不良のときに夫が飲み会へ行くことはまだありますが、帰ってきてくれると期待していない分イライラすることもありません。結果的に両者がストレスなく過ごせるように話し合いをしてよかったと思います。 著者:たなか さき2歳女児の母。子育てしながら看護師として働く。子育てと医療系について執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月23日夫は長男です。結婚して2年間は義両親と同居するという話は一切なく、平和に暮らしていました。義実家は市外の一軒家だったのですが、突然家をリフォームすると言ってきたのです。話を聞けば二世帯用に改築するとのこと。当然のように私たち夫婦と同居することを前提に話をしてくる義母。私は驚きを隠せませんでした。 いつから同居を考えていたの!?夫と結婚してから2年間、私たちは義実家からは車で1時間かかる、隣の市で平和に生活をしていました。義実家には2カ月に1度訪ねていて、程よい距離感で義両親とは付き合っていました。夫の話によると、ある日義母から同居をしたいと申し出があったそうです。 「急な話で今は同居は考えられない。考えさせてくれ」と夫は義母に返事をし、折を見て私に相談をしようと思っていたそうです。また、義父はリフォームには乗り気ではなかったようですが、義母の強い希望で、二世帯用のリフォームの話を推し進めていたことが発覚しました。 リフォーム工事が始まってしまう!本当に同居することになれば、義実家から夫の勤務先は遠いので通勤が困難になり、仕事を辞めることになるかもしれません。私も当時はパートをしていたので、同居になれば夫と同様に通勤が困難になるため、退職を考えなくてはいけない状態でした。 私たちの生活のことを考えずに、勝手に話を進めてしまった義母に怒りしか感じませんでした。私たち夫婦は、今ならまだ間に合うかもしれないと思い、義母に考え直してもらおうと話し合いをすることにしました。 自分勝手な義母の言い分…義母は「長男は親の面倒を見るのは当たり前」「同居を断る理由はない」と言ったのです。「こちらの生活のことも考えてほしい」と言っても伝わりません。そして、「同居を反対されそうだったから、リフォームの話を進めてしまえばあなたたちも諦めると思った」と言われました。 夫は、義母がこちらの同意を得ず、勝手に話を進めたことに怒り、「絶対に同居はしない!」と言い放ちましたが、義母は納得せず、そのままリフォーム工事はおこなわれました。 夫と義母はしばらく気まずい状態は続きましたが、義両親との交流は続いています。結局、義母の希望通り、リフォーム工事は終わりました。現在、義両親と同居はしていません。しかし、二世帯住宅なのに一世帯しか入居していない義実家を見るたびに、いつか将来、私たち家族もこの家に住む日がくると腹を決めるしかないのだと思っています。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月22日私が新米ママのころ、息子が初めて熱を出し小児科に連れて行くと、先生に細かく症状を聞かれました。熱でぐったりしている息子に動揺して、逆に先生へ質問してしまった私。すると、その質問に対して先生に怒られてしまいました……。その日から先生に対し、「怖い」という印象を持ってしまったのですが、何度か小児科へ通ううちに、その印象が変わっていったお話です。 生後7カ月、初めての発熱長男は、呼吸障害で生まれてすぐNICU(新生児集中治療室)に入院。3,572gとやや大きめで生まれていたので育児用ミルクも飲め、回復も早く、10日ほどで退院することができました。ただ、その後遺症は成長してみないとわからないということで、夫とともに経過を見守ることに。 予防接種は近くの小児科でよいということで、家の近くの小児科に通っていましたが、息子が生後7カ月で初めて発熱。仕事復帰のことを考え、病児保育のある小児科に行くことにしました。 淡々としていて怖い先生初めて訪れた小児科で私もどうしたらよいかわからず、熱で体温が高い息子を抱いて待っていると、診察室へ通されました。先生は笑顔もなく淡々と症状を聞かれ、私は動揺しながらも答えました。 体温が何時に何度と細かくメモはしていなかったので、覚えている範囲で答えていたのですが、焦ってしまって思わず「風邪ですか?」と逆に聞いてしまったのです。すると、「風邪かどうかは私が診断します! ちゃんと症状をメモしておいてください!」と怒られてしまいました。 実はやさしかった先生「次は〇日後に来てください」と、薬と発熱が時系列に記入できるメモ帳をもらい、帰ることに。数日後熱は下がり、体中に発疹が出てきたので、突発性発疹と診断されました。先生は、熱が出たら頭や脇の下を冷やすことや、水分を十分にとらせることなど教えてくれました。 そのとき、ふと先生の机の上を見ると、かわいいおもちゃが置かれていたのです。初診のときは、初めての発熱と病院で余裕がなく気づきませんでしたが、診察の回数を重ねると先生のやさしさを見ることができました。 今では子どもの病気のときに焦らず対応できるようになりましたが、初めてのときにあの先生に教えていただいたことで、発熱した時間や症状をきちんと伝えることが大事なのだとわかりました。体調がもう問題ないとわかったときに、「もう大丈夫ですよー」と、息子にキャラクターのついたペンを見せてくれる先生にほっこりしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月19日長男が生後8カ月くらいのころ、自宅近くの支援センターで出会ったママ友の話です。第一印象がとても良く、すぐに家を行き来する仲になりました。しかしそのママ友から衝撃の言葉を聞き、徐々に疎遠になってしまいました。 支援センターで出会う当時私は近所に親も友達もいなかったため、支援センターに通い、他のママや職員の方と話して育児のストレスを発散するようにしていました。そんななかで声を掛けてくれたママ友のA子。 子ども同士の月齢も近かったので、お互いの子どもの成長を喜び合ったり、おすすめの育児グッズの話をしたりしました。その後も何度か支援センターで会ううちに、連絡先を交換することに。公園や家など、支援センター以外でも会うようになりました。 わが家で衝撃の発言わが家で遊ぶときは午前中に集合し、出前などで昼ごはんを済ませ、子どもが昼寝に入ると私たちはゆっくりコーヒーを飲むという流れでした。ある日のコーヒータイムに、「ちょっと最近思うことがあるんだけど」と切り出したA子。A子が仲良くしているママ友Bさんの話でした。私はBさんの顔は知っているけれど、話したことのない間柄でした。 「Bさんの旦那さんって、○○って会社らしいんだよ。ネットで調べたら年収○○円しかなくて。なのに、キャラものの高い洋服を子どもに着せてるの。やばくない?」というA子。私は突っ込みどころが多すぎて、絶句してしまいました。そして「私、Bさんのことよく知らないからわかんないや」と話を濁しました。 詮索されていたのかも…A子の発言を聞いて、わが家の年収も調べて他人に話したかもしれない、子どもの服や持ち物をそういう目で見られていたのかもしれないと思うと、不快でたまらなくなりました。過去の会話を思い出すと、A子は私の夫の職種や通勤している駅を聞いてきたり、私の学歴を聞いてきたり、「詮索されていたのかな?」と思う発言も多々ありました。 でも、A子自身が自分の家庭の話をよくするタイプだったので、私も聞かれたことには答えていたのです。その日から少しずつ距離をとるようにして、A子が引っ越したのを機に一切連絡を取るのをやめました。 「ママ友とは適度な距離を保つべき」と頭ではわかっていたのですが、振り返るとA子のことを信頼しすぎてしまっていたと気付きました。この出来事以来、付き合いの浅いママ友には安易に家庭の話をしないように気を付けています。 著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月16日私がまだ独身だったころ、母から育児中のホラー実体験を聞いたことがありました。それは、兄が幼少期に何もないところを指さして、「きゃーさま! きゃーさま!」と何度も言っていたという話です。「子どもにしか見えない、何か神様のような存在が見えていたのかもね」と当時は話していたのですが……。 何もないところを何度も指さす息子私の双子の娘と息子が1歳半のときのお話です。そのころは少しずつ、いろいろなものを指さして、知らないものの名前を大人に聞くようになりました。しかし、息子のほうだけが時折、何もないところを見つめることが多くありました。 ある日、息子は家の天井付近を指さして、いつものように私に名前を聞いてきました。そこには照明や家具などがあり、他に何かあるわけでもないので困惑した私。「何を指さしているの?」と、何度もどこを指さしているのか確認したのですが、息子はずっと同じ所を指さしたまま。繰り返し「うっ、うっ」と言って名前を尋ねてくるのです。 私はその様子を不思議に思いましたが、息子はまだほとんど単語を言えず、じょうずに話すことができないので、何を言いたいのかわかりませんでした。その日以来、あるときはスーパーの天井を指さし、またあるときは公園の何もない木と木の間を指さしするのです。 幼いころの兄と同じものが見えている!?近場の大きい公園へ出かけたときのこと。息子は再び何もないところを指さしして、「うっ、うっ」と聞いてきました。私は、またかと思い、少し面倒にも感じ始めていたので「何かいるね~。逆に聞くけど、何だと思う?」と何も見えないのに適当なことを言って息子を誤魔化そうとしました。 すると、息子は「きゃーさま! きゃーさま!」と答えたのです。 「きゃーさま」という単語を聞いた瞬間、私は全身に鳥肌が立ちました。兄が幼いころに言っていた言葉を、教えてもいないのに息子が口にしたからです。 大人になった兄は、きゃーさまについて何も覚えていませんでした。しかし、「きゃーさま」という、幼子にしか見ることができない何かが、確かに存在しているのではないかと私は思っています。 著者:長谷川 なぎイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月15日