<ご近所トラブル物語>「ズッ友!?絶交したい!!」非常識なママ友の頼み。それでも承諾したワケは?
庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。知り合いのいない土地への引っ越しでさまざまな不安がある中、近所に住む同い年のサラちゃんが、つむぎちゃんと仲良くしてくれたことに、はなさんは安堵していました。サラちゃんの母親・リカさんは、強引で癖のある性格。リカさんに苦手意識のあったはなさんですが、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちで、ママ友付き合いをしていました。夫と不仲が続いているというリカさん。「別れるにしても、サラの親権で揉めそう」と話していました。そしてなんとリカさんには、サラちゃんをはなさんに預けてデートをするような間柄の、不倫相手がいたのです。
サラちゃんの両親が離婚するかもしれないと知ったつむぎちゃんは、「サラちゃんと離れたくない」と、不安に思っていました。
リカさんとの関係に後ろ向きなはなさんは、「つむぎも1年生なんだし、もっと他の子と遊べばいいのに」と口走ってしまいます。するとつむぎちゃんは、サラちゃんがどれだけ大切な友だちかを涙ながらに訴えたのです。
つむぎちゃんに安易な言葉をかけてしまったことを反省していると、「話がある」とリカさんがはなさん宅に押しかけてきました。「夫とは別居することになった。不倫相手と一緒に暮らしたいから、彼の引っ越しが確定するまで、デートのときはサラの面倒を見てほしい」と非常識なお願いをしてきた上に、「私たち、ズッ友でしょ♪」などと都合のいい言葉を並べてきました。
不倫の片棒を担ぐのは嫌だけど…
「えええええ! いつから私たち友だちになったのさ!? てか、ズッ友って何!?」
そんなはなさんの気も知らず、「サラとつむちゃんも仲いいんだし、お願い♡」と手を合わせてくるリカさん。
「不倫の片棒を担ぐのは嫌だけど、私さえ我慢すれば子ども達はいつも通り……。親の都合で友情を壊したくない……! だってサラちゃんは、とってもいい子なんだから!!」
はなさんは、わが子とサラちゃんのことを一番に考えていました。
「子どもたちを優先したい!!」