「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、その日からつむ田さんに嫌がらせをするようになっていったのでした。そんなある日、オイカリ先生は塾長に良子ちゃんの問題について「早く解決してください」と言われてしまいます。良子ちゃんをいじめた犯人がつむ田さんだと思い込んでいたオイカリ先生は、次のクラス分けテストでつむ田さんを今のクラスから追い出すことを思いつきます。
その翌日、塾の授業が終わり、つむ田さんが帰ったのを確認すると、教室の扉を閉めてテストの範囲の改訂版の予定表を配布したオイカリ先生。つむ田さん以外の全員の生徒たちには「このことは誰にも話さないように」と口封じをしたのでした。
クラス分けテストをおこなうと、オイカリ先生のシナリオ通りつむ田さんただひとりが下のクラス行きが確定。つむ田さんはショックでがく然としていると、男子生徒が「つむ田に伝えたいことがある」と呼び止めてきて真実を話してくれました。
しかし、すべてを話し終えた男子生徒は、つむ田さんに「この話は黙っててほしい」と頼み込んできて……!?
すべてを知ってしまったけれど、どうしたらいいのかわからなくて…
「立ち聞きしてすみませんが……。
今の話詳しく聞かせてもらっていいですか?」
2人が困っていると、
そこにコワモテ先生が入ってきたのです。
そこから一気に話が進み、
オイカリ先生は塾長からお叱りを受けることに。
「本部の指示があるまで自宅待機で。
担任は今すぐ外れてもらいますからね」
「あの……塾長、私はクビでしょうか?」
「はぁあ?あなたって人は……この期に及んで
謝罪ではなく自分の心配ですか!?」
塾長はオイカリ先生の言葉を聞いた瞬間、
ブチギレてしまったのでした。
コワモテ先生が立ち聞きしていたことで、オイカリ先生の失態が明らかになったわけですが、ひとまずこの事実が明るみに出てよかったです。