「お金のために産んだ!?」育児も仕事も拒否。追い詰められた毒親の本性<恋愛依存のシングルマザー>
「1週間も放っておいてよく言えるね」
冷めた表情のさえ。母は、真面目に仕事をするよう説得し、仕事に就くまでは、「朝から晩までしっかりキキの面倒を見るのよ」と告げます。
「朝から晩まで子育て……?」
絶望するりな。
「私、働かないといけないの……? 悠々自適なシンママライフはどうなっちゃうの……?」
働きながら子育てをするという現実を突きつけられ、「これからたくさん遊ぼうと思っていたのに……」と嘆きます。
「たけひこも、さえも、お母さんも……どうしてみんな邪魔をするの……!?」
りなの心にある“被害者意識”は、焦りとイラ立ちとともに、母とさえにぶつけられます。
「私の人生、こんなんじゃない!! 私は悪くない!」
たけひこに対し、「詐欺師! こんなふうになると思わなかった」と嘆くりなに、「あんた母親でしょ! お金のために産んだの!?」と問い詰める母。
りなは耳をふさぎ、「お母さんたちが面倒を見てよ!!」と叫びました。そして、「幼少期に邪険にされて育ったせいで、愛情不足になり、メンタルが安定しない」と訴えます。
りなは「自分は何も悪くない」と言わんばかりに、泣き叫ぶのでした。
仕事をしながら子育てをすることに絶望し、自暴自棄になるりな。子どもを産んだ親の多くが当たり前にしているようなことに、強烈な拒絶反応を見せました。しかし、たとえ養育費を十分にもらったとしても、“子育てをする”という事実は変わりませんよね。
りなの耳を疑うような発言を、キキちゃんがまだ理解できない年齢であることが不幸中の幸い。この親子がどのように生活していくかはわかりませんが、とにかくキキちゃんが幸せに暮らせることを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター もち
「子どもを手放しなさい」子育てより遊びを優先する母に宣告!答えは!?<恋愛依存のシングルマザー>