病院勤めの母「あんたの旦那が女と運ばれてきた」え?夫は長期出張なのに…?→まさかの真相にあ然!
「あんたは絶対に悪くないんだから、胸を張りなさい」とはっぱをかけるのでした。
自業自得
翌日――。
実母から来た連絡に、里菜は目を見張ります。
「離婚届持ってすぐうちの病院に来なさい!」
「え?お母さん急に何?」
「あんたの旦那が女と運ばれてきたのよ」
里菜の実母は、とある病院に看護師として勤めていました。その病院に、大火傷を負った修二と見知らぬ女が一糸まとわぬ姿で運ばれてきたのです。
火事の現場となったのは、郊外のホテル。修二と女は同じ部屋から運び出されたそうで、実母はすでに呆れかえっていました。痕は残りそうなものの、命に別状はないということを聞いた里菜は「私ずっと心配してたのに、女と一緒だったんだ……」とショックを受けてしまいます。
そんな里菜に、実母は「悪いことは言わないから離婚しなさい」「怪我をしたからって同情することはないのよ」と告げるのでした。
3日後――。
修二が火事に遭ったその日のうちに、病院へ行き、離婚届を置いてすぐに帰った里菜。修二は「もうお見舞いに来てくれないのか?」と里菜に尋ねますが、里菜は怒り心頭で「あんたの顔なんか見たくないの」と返します。
修二は出張と嘘をつき、不倫相手と駆け落ちするつもりだったようです。自分のことを優秀だと言っていた修二ですが、実はまったく仕事ができず、職場でも煙たがられる存在でした。ナルシストの修二の自尊心を傷つけないよう、里菜は黙って自慢を聞いてあげていたのです。
さらに、火事の原因は修二の煙草の不始末。
火傷だらけの修二の顔を見た不倫相手は「キモ」と言い残して修二を拒絶。不倫相手に捨てられた修二は、慌てて里菜にすり寄ってきたのでした。
「彼女とはもう終わった」「所詮あの女は俺の顔しか見てなかったんだ」と言う修二に、「あんただって私を騙して捨てたんだからどっちも最低のクズだよ」と言い放った里菜。
それでもなお、修二は「お見舞いに来てほしい」と懇願し続けます。実は、修二の両親も入院初日に来たっきりで、事情を知るなり修二との連絡を絶ったそう。里菜の実母は同僚の看護師たちに実情を打ち明け、修二は看護師さんからも冷たい視線を送られているのでした。