「え…?」休日の予定を決める家族会議。夫を驚愕させた私の提案とは<闇堕ちした妻>
この時期は胎児心拍はもちろん、胎嚢を確認することは難しいです。
ネックレスの供養を拒否した神社の神主さんは、めぐみが次に訪れた神社からネックレスを買い取り、保護していました。そして、神主さんはこのネックレスは念が強すぎるからと、石を4つに分けたのです。
めぐみは何者かに憑りつかれた自分をどうにかしたいと思い、ネックレスのある神社を訪れました。神主さん曰く、めぐみは何かに憑りつかれたのではないとのこと。あえて言うのであれば、めぐみに憑りついていたのは「自分自身」だと言いました。
また、自分の気持ちを抑え込んでいると、別の人格に取り込まれてしまうことがある。そうならないための唯一の方法は「自分自身のために生きるということ」なのだと続けます。
神主さんが4つに分けたネックレスを母親、友人のさえ、そして碇川事件の犯人でめぐみと同じ症状のある碇川に渡しためぐみ。
それからというもの、めぐみはこのネックレスのおかげでほどよく言いたいことが言えるようになり、てっぺいや義母との関係も良好に。
相手に自分の思っていることを伝えられるようになったので、めぐみは自分がてっぺいや義母への不満を書き込んでいたSNSのアカウントも削除しました。
普段、夫への愚痴が止まらず苛立っていたさえも、ネックレスのおかげで気持ちが落ち着いた様子。
ただ1人、碇川だけは、ネックレスの石を粉々にしてしまい、変わることはありませんでした。
数年後―。
めぐみは家族円満で幸せな日々を過ごしていました。そして第2子を妊娠。するとてっぺいが、「次は女の子な気がするよ」と言いました。
以前、ネックレスの由来やその祖先について、めぐみの母親が「村に祀られている石に向かってつらさを吐き出し続けた結果、その村には女の子しか生まれなくなった」と言っていたのを思い出しためぐみ。
一瞬頭によぎり、戸惑いましたがてっぺいはその話を知る由もありません。「きっと、この子は大丈夫」と、めぐみは思い直しました。と、同時にめぐみのつけているネックレスが「ズズ」